研究紀要第112号 「基礎学力向上のための授業改善に関する研究」 -076/166page

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図4ー1

図4ー2 化石のでき方のモデル
図4 化石のでき方のモデル

(2)作業活動

「化石からたどる地球の歴史」の学習のまとめの段階で,「古生代(中生代・新生代)ワールドを作ろう!」という作業活動を実施した。

この作業は次のような内容である。

○過去に生息した動植物(教科書に記載があるもの)の絵が描かれたカードと,各時代名が印刷されている台紙を準備し,各グループに配付する。

図5 カードと台紙
図5 カードと台紙

○グループで話し合いながら,カードに描かれた動植物について,それを各時代名が印刷されている台紙に並べる。

図6 グループでの話し合いの様子
図6 グループでの話し合いの様子

○グループの代表者が,話し合った結果を,マグネット付きの大きなカードを使った発表する。

図7 代表者による発表の様子
図7 代表者による発表の様子

○最後に,教師は,生徒の意見を聞きながら,ま とめを行う。

T・Tの実施

上記の(1)と(2)の実施にあたっては,クラス全体を―斉に指導する教師と,5〜6人のグループを指導する教師に分かれてT・Tを実施した。その際,生徒が疑問に思ったり,つまづいたりしているときには,その場ですぐに支援するように心掛けた。

また,普段の授業の中でも,個人学習やグループ学習をできるだけ取り入れ,思考する場を多く設定するとともに,考えるための十分な時間を確保するように配慮した。


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