福島県教育センター所報ふくしま No.18(S49/1974.11) -020/025page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

2. 題材構成

ア 目標
項目
体操(支持)
器械運動(さか上がり − 前転 − 振りとび)
体力技能
○ 手押し車人倒しなどの運動を行なうこと によって調整力や筋力を養う。
○ 腰がおちたり、上がりすぎないで、手押し車ができるようにさせる。
○ 大きく傾けて人倒し人起こしができるようにさせる。
○ 回転感覚、巧ち性などの調整力を養う。
○ 筋力を養う。
○ さか上がり − 腕立て前転 − 振りとびのわざが美しく正確にできるようにさせる。

態度

○ 学習内容をは握し、真剣にねばり強く目標に向かっていく態度を養う。
○ 学習の結果をしっかりつかみ、次時への課題を明確にし、解決しようとする態度を養う。
○ みんなで約束を決め、それを守って楽しく運動させる。
○ 計画にしたがって、協力して練習をすすめ、互いに励ましあって練習する態度を養う。
健康安全
○ 用具や運動場所の安全を確かめて練習する態度を養う。
○ 自分の能力やからだの調子などを知り、段階的に練習する態度を養う。
○ 運動後、手足の清潔につとめさせる。

イ 指導計画
 
内容
指導形態
分担
第一次
○ 体操(支持)15分
・ 腕の側前上下屈伸脚の前後側振ができる。
・ 腕立て伏せをして、手たたきができる。
○ 器械運動(さか上がり −前転 −振りとび)30分
・ 伸びひざのさか上がりができる。
・ 腕をはって大きく腕立て前転2-3回できる。

○ 大集団



○ 大集団

T 1 ・・・個別矯正指導
T 2 ・・・体操指導
T 3 ・・・補助指導
T 1 ・・・運動説明
T 2 ・・・実態は握
T 3 ・・・用具点検
第二次
○ 体操
・ 腕の側前上斜挙振 内外前後回旋ができる。
・ ひざの屈伸ができる。
○ 器械運動
・ 振りとびがうまくできるように、そりとびの練習をする。

○ 大集団



○ 小集団

T l ・・・個別指導
T 2 ・・・体操指導
T 3 ・・・音楽担当
T 1 ・・・Aグループ
T 2 ・・・Bグループ
T 3 ・・・Cグループ
第三次
○ 体操
・ 腕立て伏せをして、手たたきができる。
・ かた足で立ったり、しゃがんだりできる。
○ 器械運動
・ 腕立て前転 − 振りとびの連続運動が正しくできる。

○ 中集団



○ 小集団

T l ・・・個別指導
T 2 ・・・体操指導
T 3 ・・・音楽担当
T 1 ・・・Aグループ
T 2 ・・・Bグループ
T 3 ・・・Cグループ
(グループ再編成)

第四次 (本時)
○ 体操
・ 人倒し人起こしができる。
・ 手押し車ができる。
・ かつぎ合いができる。
○ 器械運動
・ さか上がりが正しくできる。
・ 腕立て前転 − 振りとびが連続してできる。
・ さか上がり − 腕立て前転 − 振りとびができる

○ 小集団(2人1組)



○ 小集団

T l ・・・個別指導
T 2 ・・・体操指導
T 3 ・・・音楽担当
T 1 ・・・Aグループ
T 2 ・・・Bグループ
T 3 ・・・Cグループ
第五次
○ 体操
・ 人倒し人起こしがうまくできる。
・ 手押し車が調子よくできる。
・ 人運びができる。
・ かつぎ合いがうまくできる。
○ 器械運動
・ さか上がり − 腕立て前転 − 振りとびの連続運動が正しくできる。

○ 小集団(2人1組)



○ 大集団

T l ・・・個別指導
T 2 ・・・体操指導
T 3 ・・・個別指導
T 1 ・・・全体指導
T 2 ・・・個別指導
T 3 ・・・個別指導

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育センターに帰属します。