福島県教育センター所報ふくしま No.54(S56/1981.12) -025/034page

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〈アイディア紹介〉

 心身に障害をもつ子の
リズミカルを動きを求めて

福島県立大笹生養護学校 教諭  渡辺光江・石井正明・星明美
(精神薄弱教育)

1、はじめに
 児童の日常生活場面等を観察してみると、随所に不自然な動きが見られる。たとえば、まっすぐに歩けなかったり、階段を1段ずつ足をそろえないと降りられなかったりする。また、足の裏の外側だけを使って歩く子や上体の曲げを加えても跳躍が難しい子もいる。原因を探れば、体力・運動能力の劣りばかりでなく、精神薄弱児には、その子のもつ障害のために、リズム感・バランス・タイミングの悪さも見られる。また、外界の刺激を受容する段階でも困難さをもっている。
 「音楽に合わせて、簡単を動作や自由を身体表現をする」と学習指導要領にあるように、いろいろな音楽に合わせて、全身・各部位を動かす学習を毎日くり返し進めていく。そして、その中で、児童の好ましい反応には、直ちに強化を加えて、その動きを獲得行動として積み重ねさせていきたいものである。 精神薄弱児が、外界からさまぎまな刺激を受容して、それにむかって目的のある横極的をはたらきかけをしたとき、よりリズミカルを動きが生まれてくるのではないかと思う。
2、実践例


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