福島県教育センター所報ふくしま No.59(S57/1982.12) -019/038page
(3)実践の成果
以上のような研究推進の過程を経たわけであるが,そこには,どのような変容(経験の少ない先生の意識)がみられるかをさぐる。
4月の調査にみられた“若い先生の声”から原文のままく教職2年目・男>
経験が浅いので,資料づくりに四苦八苦,しかも作った資料があまり役にたたない。どのようにすればよい資料が作れるのか。・・・・・・知りたいのだが・・・・・・知りたくて先輩にたずねようと思うのだがどのようにたずねればよいのかわからない。<教職1年目・女>
授業研究の経験がほとんどないので,ブロック研究などといわれてもどうすればよいかわからない。みんなで研究主題をもって研究する前に,私個人の毎日の問題を解決していきたい。<教職2年目・女>
自分の努力の足りなさから,みんなの話し合いについていくのがむずかしい。話の内容がよく理解できないことがある。共同研究の声をきくと恐ろしい気がする。などの声がどのように変わったものか,調査によりその結果をとらえてみる。