福島県教育センター所報ふくしま No.59(S57/1982.12) -029/038page
の過程分析の観点を明確にした評価をする。
3 話し合いの活動の話型の指導を徹底する。
(2) 教科指導では
1 計画的に話し合いの仕方の訓練をする。
2 教科における話し合いの観点を指導する。
3 国語科においては,音声言語の表現力を高める指導を充実する。
(3)教科外活動では
1 児童の発言,発表の場と機会が多くなる工夫をする。
2 全校活動の充実を図る。
以上のことを配慮した指導をすれば,主体的で深まりのある話し合いになるであろう。4.研究の概要
第1年次は,学級会活動の授業研究を中心に,基本的な話し合いの仕方を身につけさせる訓練の徹底を図った。
第2年次は,それを各教科・各領域の学習へ転移させることをねらいとして,授業研究や全校活動の実践を進めてきた。2 授業研究
<めあて>
ア、少人数学級における,話し合いの活動の進め方を改善する。
イ、ひとりひとりが,主体的に参加する話し合い活動の手だてを工夫する。
ウ、話し合いを深める。
<手 順>
ア、授業者の事前研究(議題の選定、授業テーマ等)
イ、第1次授業案検討(授業テーマを中心に)
ウ、第2次授業案検討(活動過程を中心に)
エ、実践授業
オ、事後研究会<授業観察の観点>
ア、授業テーマの達成度 (主・深) イ、教師の助言の回数及び時間 (主) ウ、教師の助言の機会と内容及び方法 (深) エ、司会者の発言回数の比率及び時間 (主) オ、司会者の発言内容(説明・確認・概括) (深) カ、発言しない者の比率 (主) キ、平均発言回数と発言の偏り (主) ク、発言内容の調和(角度・深度・進度) (深) ケ、発言の組織化 (深)
※(主)一主体的な参加 (深)一話し合いの深化