福島県教育センター所報ふくしま No.75(S61/1986.2) -023/038page

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4,研究実践の概要
生徒活動研究部
(1)研究計画
実践事項 具 体 策 備  考
1.オアシス活動の推進と援助指導のあり方 (1)計画・評価・評価反省の各段階に生徒を主体的に参加させ、生徒自らの運営による活動として進めさせる
(2)学級の係、学級担任、生徒会の係、係教師相互の連携を深め全校あげて活発に活動を展開させる
・オアシス活動の内容は、創意の時間の内容からピックアップしたもの、生徒や職員の希望を生かしたものとし、計画・実施等において無理が生じないように1〜2の種目に精選する
・はやめに、計画を作成、配布し、各学級や生徒一人一人が主体的に受け止め活動できるように配慮する
2.学級活動の活発化と援助指導のあり方 (1)学級運営委員会を定期的に開催し、生徒の建設的な話し合い活動を高め集団生活の向上へ意欲的にとりくませる
(2)短学活のあり方と内容を検討し、明るく自治的な学級づくりのために生徒を主体的に参加させる
・司会(議長)のしかた、会議活動の進め方、リーダーの養成に意を用い、あわせてフォロアーのあり方、協力のしかたを身につけさせる
・短学活の内容は、週にわたる計画を作成し,変化のある充実したものにする


(2)オアシス活動の推進と擾助指導のありかた
1 ねらい
(ア)自主的精神に満ちた,心身ともに健全な生徒の育成をめざす。
(イ)教師と生徒及び生徒相互の人間的ふれあいを深める。
(ウ)活動を通して生徒の立案力・実践力を高める。
2 方針
(ア)生徒を主体とした自主的活動を重視する。
(イ)実践までの過程をだいじにする。
(ウ)全職員の共通理解のもとに指導にあたる。
(エ)活動全体として調和と変化のあるものとし,教育目標の達成をめざす。
 け)活動内容は,学校生活に喜びとうるおいを与え得るものとし,生徒の希望を積極的にとり入れる。
3 種目と回数
 ・発表会(5)
 ・全校コーラス 
 ・学級歌発表会(6)
 ・学年集会(6)
 ・菊作り(5)
 ・フォークダンス(4)
 ・ゲーム(3)
 ・かるたとり(1)
 ・雪まつり(1)
4 活動を進める手順
  係生徒と係教師の打合せ →生徒による活動計画の立案 →学級(学年)運営委員会 →学級会活動・短学活 →実施 →反省評価
5 実践例<雪まつり>
雪祭り実践例


学業指導研究部

(1)研究計画
実 践 事 項 具 体 策 備   考
1「学習のすすめ方」を実現する
 (1)授業開始一分前に準備着席しよう
 (2)明るいあいさつで授業を始めよう
 (3)学習のねらいをしっかりつかもう
 (4)話をしっかり聞きとり内容を理解しよう
 (5)工夫してノートをとろう
 (6)はっきりした返事をし,すすんで発表しよう
 (7)疑問点を質問し解決しよう
 (8)グループ学習は協力してすすめよう
 (9)終わりのあいさつをきちんとしよう
 (10)自習時間は自主的に学習しよう
1「学習のすすめ方」を教室前面に掲示し、生徒の意識を高める

2 「学習のすすめ方」の実践状況を,教師,生徒の両面から定期的に評価し,その結果を実践に生かす

3 授業のなかで、機会をとらえて「学習のすすめ方」の徹底をはかる

4 短学活、集会,学級指導などの機会をとらえて「学習のすすめ方」の実践状況をとり上げ改善工夫する

○「学習のすすめ方」についての話し合い活動が教師と生徒及び生徒相互の「ふれあい」の場である

○「学習のすすめ方」の提示にあたり、教師の一方的なおしつけにならないよう配慮する

○単なる評価に終わらないよう、生徒による自己評価・相互評価及び全教師による評価を行い、改善点を明確にして学習態度の向上に役立たせる

○生徒活動部との関連をはかり、学習部を中心に係活動が十分行えるよう配慮する

2 「学習の計画と記録」を通して,学習習慣形成のための援助指導をすすめる 5 家庭における学晋や生活の実態を把握し、より充実した学習ができるように援助指導する ○教師と生徒の「ふれあい」を深める重要な機会としてとらえる

(2)「学習のすすめかた」の実現をめざす援助指導
 1 ねらい
  「学習のすすめかた」の基本的なことがらについて教師と生徒が話し合い.毎日の学習活動を通してその習慣化をはかり,自ら学びとろうとする学習態度を身につけさせる。

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