福島県教育センター所報ふくしま No.75(S61/1986.2) -024/038page

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2「学習のすすめかた」の実践のてだて
(ア)生徒の自主的活動を通して
  ○各学級の活動
     学習部  生活班  学級会 短学活
  ○各学年の活動
     学年委員会  学年集会
  ○生徒会の活動
     週番,規律委員会  学習委員会
(イ)教師の援助指導を通して
  ○ 各教科の授業の中で「学習のすすめかた」の実現をめざし,不十分な項目についてはそのつど指導する。
  ○ 学級担任と教科担任の連格を密にして共通意識を高める。
  ○ 研究部会で「学習のすすめかた」についての調査結果を分析し,学習部の生徒が活用しやすいように援助する。
  ○ 全体研修会の中で調査結果を話しあい,各教科担任が配慮することを確認する。
3 調査「実践状況の評価」

調査「実践状況の評価」

教育相談研究部
(1) 研究計画

実践事項 具 体 策 備  考
1.教育相談による生徒理解の深化と適応指導の徹底 (1)「学習の計画と記録」、諸調査・検査を通して、悩みや困難をもつ生徒に、学業、進路及び部活動などの適応指導を行い、解決できるようにする。
(2)教育計画により、担任または担任外による定期相談を行い、学校生活(学業、進路、部活動など)の適応および援助指導を徹底する。
(3)日常生活における相談活動一以下、日常相談活動(例えば、呼び出し相談、チャンス相談、委託相談、自主来談など)を全職員で実践する。
・諸調査・検査の結果を分析し生徒理解に活用する。
・教育相談の専門的な知識や技術に関する研修の機会をできるだけ多くもつ。
・学年、学級のみんなが、安定した集団の中で、好ましい人間関係を醸成しながら、学習や諸活動にやる気をおこさせる相談活動を実施する。
2.諸調査 検査結果の分析による事例の収集と事例研究の実践 (1)諸調査、検査結果を分析し、学校全体、学年および学級の実態や特徴を把握して、学級集団や一人一人の生徒の援助や指導の手だてを工夫する。
(2)各学級の不適応性とに対して全職員による事例研究会を開き、指導方針を研究協議し、共通指導ができるようにする。
・諸調査、検査などの資料を収集し、事例研究に役立てる。


・事例研究会のすすめ方を研修し、実践して、同一歩調による援助指導につとめる。


(2)教育相談活動の充実
1 方針
(ア)教育相談についての共通理解を深め,情報や資料を積極的に交換するとともに,担任外や教科担任の協力による相談もすすめる。
(イ)教師側からすすんで生徒にアプローチし,共に考える態度で相談を行う。
(ウ)問題の予防と早期発見につとめ,生徒に自らの問題点に気づかせ,それを解決することができるように援助する。
(エ)「学習の計画と記録」を手はじめとして生徒の自主来談への意欲を高めるようにする。
(オ)保護者との相談の機会を多くもち家庭との連携のもとに相談活動をすすめる。
2 相談活動への取りくみ
 教育相談計画による定期の相談活動と日常の相談活動の結びつきを強め,さらに「学習の計画と記録」の指導や日常観察をふまえての援助指導を行う。

相談活動図

(3)事例研究会の推進


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