福島県教育センター所報ふくしま No.85(S63/1988.2) -019/038page
ールをより高めていくため、教職員相互の望ましい人間関係・コミュニケーションを促進させていく機会と場のひとつとして「週学校運営計画」の活用が効果的であろうと考え本主題を設定した。
2.見とおし教務主任として毎週作成する週学校運営計画について、形式(B4)を学校運営計画欄(左P)と教育情報欄(右P)に区分し、情報欄に教職員相互に必要な教育理論、情報、指導技術、学校・職員・児童生徒等に関する話題など意図的・計画的に紹介すれぱ、教職員相互の人間関係・コミュニケーションが豊かになり、教職員間の連帯意識が育ちモラールが高まるであろう。
3.研究の方法と対象(1)研究の方法と対象
1.学校運営と人間関係についての文献研究
2.学校運営と教務主任の職務等の理論研究
3.週学校運営計画に関する意識調査
4.現在の週学校運営計画の問題点の分析
5.効果的な運営計画の作成・活用
6.学校運営に関する意識の変容調査
7.研究結果の考察と反省
(2)研究の対象
本校職員 22名(男子12名・女子10名)
※校長・教頭を除く。4.研究の結果と考察
(1) 従来の「週学校運営計画」の形式と活用についての意識調査1.従来の「週学校運営計画」の形式
2.「週学校運営計画」の活用についての意識調査と考察
前ぺージに第3週分を記載イ.意識調査結果についての考察
- 教務主任として毎週作成する「週学校運営計画」は、ほぼ全職員に読まれており(質問5)週案作成・行事・校務分掌の確認・生徒への連絡等に活用され、有効性があると判断される。(質問6)
- 右側の「教育情報欄」の内容は、職員間の話題にもなり(質問7)コミュニケーションづくりにも役立っていると思われる。
- 学校運営をより計画的・効率的に推進していくためには、次週の運営計画のみでなく、二、三週先をみこした運営計画作成が有効と思われる。(質問7)
- 学校運営を確実に実施していくには、より正確に、より密に作成する必要がある。