福島県教育センター所報ふくしま No.94(H02/1990.2) -023/038page

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 。自主的学習態度の育成

 。生徒指導の機能を生かした授業の展開

 。授業研究会の企画運営と推進

(イ)生活指導部

 。基本的生活習慣の徹底指導

 。週番活動の推進 。集会指導

 。清掃指導の充実 。校外補導

(ウ)教育相談部

 。定期・随時教育相談の企画運営と推進

 。生徒理解に関する調査,検査及び資料の整理

 。教育相談室の管理運営

 。事例研究会の推進

2. 生徒指導委員会の定例化

 本校の生徒指導の課題について教師の意識調査を実施した結果等をふまえながら,定例生徒指導委員会の実施計画を作成した。

 ア.日課表への位置づけ
   毎週月曜日 8時25分〜8時55分

 従来は「学級の時間」として活用していた時間を,生徒たちの「自主学習の時間」とし,全教師による「r生徒指導例会」の時間にあてた。さらに毎月第3金曜日の4校時には「部長会」を定例開催することにした。

 イ.生徒指導例会実施計画

形態 内容
第1月曜日 全大会 ・情報交換
第2月曜日 全大会 ・情報交換 ・事例研究会
第3月曜日 全大会 ・各部の反省 ・来月の重点目標
第4月曜日
(4校時)
全大会 月の反省 ・重点目標の決定
第3金曜日 部長会 ・各部・係りの連絡・調整
(校長・教頭・生徒指導主事・部長)

3. 生徒理解

 本校では,生徒理解の方法として知能検査,多面的検査(APPLE)等の標準テストと自己反省カード,教育相談カードを併用し,生徒理解を図ることにした。

 ア.知能検査からみた本校生徒の実態

  全校生について,教研式新学年別知能検査を実施した結果は次のとおりである。

教研式新学年別知能検査結果
学年 知能偏差値平均 標準偏差(SD)
1年 46.6 9.5
2年 49.8 8.0
3年 47.2 7.9
全体 48.0 8.5

 本校生徒の実態を知能検査の結果からとらえると,標準偏差が小さいので, 各学年とも一斉指導の比較的しやすい集団といえる。しかし,知的水準面でやや劣るので,充分にきめの細かい指導をしなければならない生徒も少なくない。したがって,指導計画や指導法を考える際,この特徴を反映させるように工夫して指導効果をあげるようにしたい。

  イ.多面的検査の結果と考察………省略

4. 自己反省カード,教育相談カードの利用

 生徒一人一人の自己実現への援助指導の手立てとして,下のようなカードを作成し,毎週土曜日に記入させ,多面的検査の個人票とあわせて担任教師による個別指導に役立てるようにした。また,教育相談の記録を3年問累積記入できるように,指導個票を改善した。

指導個票

(2)研究の考察

1. 研究実践の考察

  ア.自己実現への援助指導について

   本校の生徒指導の課題を明確にし,教


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