福島県教育センター所報ふくしま No.96(H02/1990.8) -033/038page

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エ. TPシート24枚(アクリル板に両面テープで貼り付けるようにしておく)
オ. 震源の深さ測定用スケール 12班分(12本)
カ. プレートモデルのウレタンマット2枚

TPシートに糸と豆クリップをつるしたところ
TPシートに糸と豆クリップをつるしたところ


2. 震源分布一覧表の作成
.震源分布一覧表の作成 東北地方中心に北緯37度から41度。東経138度から144度を24区画に分け、緯度、経度、深さを示した一覧表を作成する。
(分とmは四捨五入)

2. 授業での展開 (2時間)
(1)震央とその分布・・・(1)
 東北地方の地図を書いたアクリル板を立てかけ、両面テープで貼付してあるTPシートをはがし、各班で、震央をマークし、再びアクリル板に貼って、考察させる。
(2)震源の深さ・・・(2)
 前時のTPシートに、各班で、震央から糸をたらし、スケールで深さを測り震源に豆クリップで止める。



海溝部分  アクリル板を天井から吊るし、クリップをつけたTPシートを貼る。生徒をアクリル板の下に集め、考察させる。


写真
おわりに
 生徒は、震源モデルを立体的にとらえたらしく、さまざまな考察が出てきた。「震源が壁のようになっている。「面状である。」 「太平洋側に地震が多いが震源は浅い。」などである。43名の生徒がそれぞれの考察を加え発表させた後、プレートのモデルで震源の説明をつけ加えた。
 興味を持って取り組めたとの言葉にモデル化の大切さを感じた授業であった。
  

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