福島県教育センター所報ふくしま No.98(H03/1991.2) -026/038page
の関連を図った指導過程の作成
6. 実践結果のまとめ
(2) 研究の対象
本校教師 27名
4 研究内容と推進計画(1) 研究構想の策定…………………………………………………………6月
(2) 研修に関する意識調査(第一次)と問題点の分析・考察 ………………6月
(3) 研修だよりの発行と運営改善案の作成 ………………………………6月
(4) 指導過程と検証の観点、方法の関連を図った授業研究案の作成……6月
(5) 具体案による実践 …………………………………………………7〜11月
(6) 実践後の意識調査(第二次)と日々の授業に対する反映調査 ………11月
(7) 調査の考察と研究のまとめ……………………………………………12月
5 研究の概要と考察(1) 研究の概要
1. 研究の成果と課題を共有し、研修意欲を高めるための方策
ア 共通理解による教科の研究推進と課題や方向性の共有化を図るための5教科による全体授業研究会の設定。
イ 今後の研究の方向と見通しなどの内容を載せた研修だよりを発行し、成果と課題の共有化に努め、一人一人が研究推進の見通しを持って実践できるようにする。
1回目の授業研究をもとに、仮説とそれを確かめるための方法に焦点を当てた研修だよりを発行した結果、各教科部でそれぞれの教科に応じた検証の方法に関する研究がなされるなど,、意欲的な取り組みが見られた。
2. 日々の授業改善に結びつく生きた研修に対するための工夫
研究の推進が一人一人の教師の意識を変え、日々の授業を変え、子どもを変えることにつながっていくためには、日々の授業を検証の過程として位置づけ、授業研究を通して得られた成果や手法が教師一人一人の授業改善の視点や方法として生かされ、日々の授業を通して自らその指導力を高めていけるような授業研究の在り方にしていく必要がある。そこで1単位の授業における具体的な仮説(授業仮説)を設定し、その有効性を検証していくような授業研究の在り方を工夫することによってその手法を身につけ、日常の授業改善に臨めるようにした。
○ 授業仮説と検証の観点を明確にした指導案の工夫と授業仮説が本当に有効であったかどうか検証するための検証の観点及び具体的な検証方法を指導過程に関連的に位置づけて行なう授業研究の推進