福島県教育センター所報ふくしま No.100(H03/1991.8) -018/038page
研修者の感想
ー心に自己変革を起こせー
西会津町立新郷中学校長
木村 富之助懇切丁寧、行きとどいた事前研究の資料が教育センターから送付されてきた時点から「学ぷ心」を呼び起こされたのでした。
若手教師の育成とその重要さを常日頃感じているところであり,すぐに主題名を決定,前期講座に出席_十分検討して作成したつもりの「研究計画書」を手に_。
担当の先生との話し合い。この段階で焦点が明確でないことなど,真に適切なるご指導をいただき,それらの課題解決に努めました。中期講座には一層拍車がかかり,ねじり鉢巻,夜遅くまで書き換えや清書をくり返すうち,我が研究にも,明りが差し込んできたのです。前期からみると,簡潔,明瞭,見とおしが立った時の喜びは,目の上の鱗(うろこ)が取りはがされた感さえしました。研究報告書を手にし,無事講座を終えた時,内容豊富で格調高い講義をいただいた講師先生,親身になって熱心なご指導を頂いたセンターの先生方のお姿が脳裏をかすめ,きびしさの中の暖かいご指導が,なっかしい思い出となってわき出てくるのでした。「ありがとうございました。」の一言に尽きます。 講座を通して「学校経営の何たるか」そのエキスを徐々に身にっけていった一年間でした。A講座受講の快感を胸に,現場で,さらに研修に励む所存でございます。小学校教育工学講座を受講して
須賀川市立大森小学校教諭 鴫原 則子
現在の高度情報社会の中で,学習指導要領が見直され,コンピュータが教育方法の一っとして注目されるようになってきています。私も今まで受講してきた講座の中で何度も「パソコンの導入」や「教育工学にっいて」ということを耳にしました。大変興味を持っていましたが,よくわからないということもあり不安と期待を抱きながら今回参加さ世ていただきました。三日問の短い期間の研修でしたが,教育工学を基盤とした個性化教育,学習の個別化とコンピュータの利用にっいて,CAI教材作成の演習など,とても内容の充実したものでした。実際,現場ではCAI教材を用いた授業等を行うことは大変難しいことですが,児童の豊かな創造性を伸ぱすための手段として,教師がどのようにコンピュータとかかわっていけばよいかを考えるとてもよい機会でした。生活の中にさまざまなコンピュータが入り込んでいる世の中で生きていく子どもたちに対し,情報の活用能力を身にっけさせるため,また学習の個別化を図るため,コンピュータを活用した教育が,今後さらに必要であると強く感じました。最後に,経験の少ない私に,とても親切にご指導下さいました教育センターの先生方に深く感謝申し上げます。