福島県教育センター所報ふくしま No.100(H03/1991.8) -022/038page

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 童話などの音読はできるようになった。
(2)社会生活能力検査
(3)知能検査
4.指導援助の目標(主に言語面)
(1)話したり、聞いたりする体験を変容の状況に即して与え、会話を可能にする。
(2)大好きな寸劇をとおして、言語の相互性に気づかせ、周囲にも関心をもたせる。
5.指導援助の方針
(1)気持ちが自由に表現できるように、受容と共感を原則として接していく。
(2)A男がリードする寸劇や、トランポリンを中心とした遊戯療法を継続していく。
(3)学校集団や社会の一員としての行動がとれるよう、ルール的なことも働きかけていく。(例えば、返事、相手の話をよく聞く、場に即したお話や質問など)
(4)好ましい言動に対しては、認め、そして賞賛する。
6.指導援助の実際<来所相談からの一部>  ※遊戯療法の補助員T1,2,3=大学生
ねらいと働きかけ A男の活動状況と対応 考察
<初回>○ラポールをつくり情緒の安定を図る。
●話を受容してやり、表情を大きくしながら 共感し、
○T1を見るなり「あのね・・」声大きくはずんでいる。自己紹介「ぼくA男よろしく」母にいわれておじぎをする。T1へ「コマーシャルって何?」「きゅうきゅうしゃって、どういうこと?」T1とトランポリンを飛びなが ○久し振りの出会いに、はじめ興奮気味。自己紹介で少し落ち着く。話は一方的だが、T1の


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