福島県教育センター所報ふくしま No.100(H03/1991.8) -034/038page
2.校内研修会
○実施日 平成2年10月5日(金)
7月初めに行った生徒・保護者・教員へのアンケート結果をもとに進路意識や進路指導の実態について分析・検討し、生徒の進路意識高揚の手だてなどについて話し合った。3年間を見通した早い時期からの計画的・継続的な指導・援助の必要性や啓発的経験による進路意識の高揚等の意見が出された。
3.進路指導部と学年との合同会議
各学年とも2〜3回、LHR年間計画の中に位置付けられている進路ガイダンスについて、生徒の実態を熟知している学年と合同会議をもち、内容や持ち方を検討しました。
また、昨年度、学力向上対策の一つとして、3年生の進学希望者を対象に出版社や予備校の先生方を外部講師としてお願いし進学合宿を実施したが、それが大変な刺激になり、生徒・保護者・教員から高い評価を受け、「今年はぜひ2年生にも」ということで5月下旬に実施した。それも大変な好評で「ぜひ1年生にも」との生徒・保護者からの要望もあり、再三の会議で、今年は進学ガイダンスをすることになり、実施内容を検討した。
(2)進路意識高揚のための具体的実践
1.職業講話
○実施日 平成2年6月20日(水)
○対 象 全校生
○講 師 S社ゴム(株)人事課長
○演 題 「企業が求める高校生像」
2.進学者(先輩)との座談会
○実施日 平成2年8月10日(金)
○対 象 進学を希望する者(全学年)
○参加した先輩 四大6名、短大等7名
○目 的 進学した先輩の話を聞き、進学に対する意識の高揚及び学習への取り組みの向上を図る。
3.進路ガイダンス
○実施日 平成2年9月12日(水)
○対 象 1年生全員
○内 容 将来の生活設計を立てることの大切さと進路に対する心構え、望ましい進路計画の立て方等について話し、進路意識の高揚を図った。
4.LHRにおける「進路ノート」の活用
調べたり、考えたり、話し合ったり、発表し合ったり、書き込んだりしながら3年間系統的・継続的に進路学習ができ、このノートを活用するようになってから生徒は勿論のこと先生方も進路室に資料を探しにきたり、相談に来たりする回数が増えた。更にこのノートを通して家庭で話し合う機会が増えた生