福島県教育センター所報ふくしま No.103(H04/1992.6) -023/038page
生徒指導・教育相談実践講座
あなたもカウンセラー
一不登校児童生徒への指導援助一教育相談部 水谷由克・高野成一
103号学業不振から不登校となった生徒への指導援助
104号遊び・非行から不登校となった生徒への指導援助
105号無気力傾向から不登校となった生徒への指導援助
106号母子分離不安から不登校となった児童への指導援助
平成3年度の教育相談は,来所相談が193件,電話相談が1,424回でした。これを主訴別にみると,I・II図のように来所相談,電話相談ともに『不登校』に関する相談が最も多くなっています。
『不登校』に関する相談は126件(65.3%)で最も多く,『教育一般』が29件(15.0%),『集団不適応」が7件(3.6%)となっています。
『不登校』に関する相談は1,129回(79.3%)と最も多く,「教育一般』が162回(11.4%)『自閉症的』が27回(1.9%)となっています。
これらの結果から,『不登校』等の学校不適応は,現在の教育現場における大きな課題となってきていることが分かります。
そこで今年度は,「不登校児童生徒への指導援助」について4回にわたって取り上げることにしました。