福島県教育センター所報ふくしま No.103(H04/1992.6) -028/038page
4.概要と考察
(1) 研究の経過
1.検証までの準備
ア. 生徒の意識調査
イ. 研究主題の設定及び教材研究と指導計画作成
ウ. 分析カードの作成
工. 事前テスト,事後テスト,把持テストの準備と実施
2.研究授業計画
ア. 単元名Lesson7 Cultural Differences
イ. 単元の目標
○ 国による文化の違いについて理解できる。
○ S+V+O+不定詞の文型を理解し,運用できる。
○ S+V+O(Oが節)の文型を理解し,運用できる。
○ 動名詞を含む文を理解し,運用できる。
ウ. 指導計画(総時数6時間)
時 ねらい 指導内容 仮説とのかかわり 1 本文の理解と進出文型の運用 パート1の内容を理解させる。
S+V+O+不定詞の文型を用いて自己表現させる。口頭導入で分析カードを用い、生徒の理解を確認しながら、授業を進める。
自己表現活動では、実際のコミュニケーションになるような場面設定をする。2 本文の理解と進出文型の運用 パート2の内容を理解させる。
S+V+O(Oが節)の文型を用いて自己表現させる。3 パート1と2の内容理解と既習文型の定着 パート1、パート2の内容についての英問英答。
既習文型を用いて表現活動させる。分析カードに応答させ自己評価させることで意欲を高める。 4 本文の理解と進出文型の運用 パート3の内容を理解させる。
動名詞を用いて自己表現させる。内容理解で分析カードを用い、生徒の理解を確認しながら、授業を進める。 5(本時) ジェスチャーの違いについての理解と既習文型の定着 パート1、2、3の内容について聞いて理解させる。
既習文型を用いて表現活動をさせる。分析カードに応答させ自己評価させることで意欲を高める。
また、この結果を分析し、指導の改善を図る。6 本単元のまとめ 総合的言語活動をさせる。
工.本時の指導………(略)
(2) 検証授業とその考察
1.検証の視点
ア. 聞く力が向上し,コミュニケーションを図ろうとする態度が育成できたかをみる。
(事前・事後・把持テストの分析)
(自己評価の結果の分析)
イ. 分析カードを用いることで,生徒が意欲的に英語を聞きとろうとしたかをみる。
(授業中の生徒の活動を観察)
(自己評価の結果の分析)
2.指導の概要
ア. 分析カードについて
○ T−Fにおいては,赤色のカードをF,青色のカードをTとし,一斉にカードを挙げさせ,他人の意見に自分の意見が左右されないようにさせた後,教師が正解の色のカードを提示し,生徒に自己評価をさせた。
〇 QandAにおいては,Questionの際,質問の内容が分からない時,赤色のカードを挙げさせた。これを参考に,質問の難易を調整した。
イ. 自己表現活動との関連について
「聞くこと」の活動は,とかく理