福島県教育センター所報ふくしま No.106(H05/1993.3) -036/038page
(2)研究の考察
<改善・工夫に対する検証結果>
<考 察>
1.研修委員会の運営改善
・研修主任に働きかけ,研修日の日程と内容を具体化し,改善した月行事表の中に明記することによって,研修委員をはじめとする教師への研修日に対する意識化を図ることができた。
・授業研究会の進め方について,事前・事後の協議内容を焦点化したことにより短時間でも話し合いを効果的に進めることができた。
・他のブロックの授業を自由に参観することによって,発達段階に応じた学習訓練や指導内容の系統性を授業を通して把握することができた。
2.月行事表の工夫・改善
・改善した「月行事表」は,他の諸行事・会合等との関連や研修日程・内容が分かり,学年ブロックの授業研究を主体的に進めるために効果的であった。6.今後の課題
(1)授業案について十分練り上げ,質の高い学年ブロックの事前研究を行うために,事前研究会の段階から校長・教頭の指導を受けながら,更に計画的に進める必要がある。
(2)授業研究の成果や課題を生かしながら,更に発展的に研究を進めるためには,年間又は学期を見通した研修日程の組み方を検討する必要がある。 (参考文献省略)