福島県教育センター所報ふくしま No.110(H06/1994.3) -018/038page
研修者の感想
小 学 校 特 別 活 動 講 座 を 受 講 し て
郡山市立穂積小学校教諭 難 波 和 生
これからの教育では,自ら学ぷ意欲をもち学習の仕方を身に付けて社会の変化に主体的に対応できる子供の育成が求められています。その中で特別活動は,望ましい集団活動を通して自主的・実践的な態度を育てることを目標にしており,その特質を十分に理解し,指導にあたらなければなりません。しかし,実際には子供が教師に依存した,教師を中心とする活動から抜けきれず,指導の在り方について考え直さなければならないと思っていました。そのような時にこの講座の研修の機会に恵まれ,改めて特別活動の大切さと難しさを恩い知らされたことはとても貴重な経験でした。
講座では,文郎省教科調査官の成田先生から,新しい学力観と特別活動の関わりや課題について具体的な例を挙げた,分かりやすい講義を受けることができました。また指導計画の作成では,センターの先生方から講義や演習によって,すぐに現場で生かせる丁寧なご指導をいただきました。
特別活動が果たす役割は,これからますます重要になって行くと思います。今回の研修で学んだことをもとに,子供たちがそれぞれの良さを発揮して力を合わせ,楽しい学校生活が送れるように,私自身も「成すことによって学ぶ」姿勢をもち続けて行きたいと思います。
中 学 校 「 情 報 基 礎 」 講 座 を 受 講 し て
福島市立西信中学校教諭 柴 田 真 史
パソコンが中学校に導入され,技術・家庭科の授業でパソコンを使用するようになって5年以上がたちました。しかし,私自身,今までパソコンを使用しての授業は学校の設備の都合もあり,まだ未経験でした。これから確実に技術・家庭科の中心になるであろうパソコンを使用しての授業をしたことがないということは,自分自身のあせりにもつながり,せめて研修だけでも機会があれば積極的に受講しようと心掛けていました。この講座を受講するのは二度目でしたが,今年度より指導する領域「情報基礎」の前にぜひもう一度基礎的な内容を復習したいと思い,受講を希望しました。
実際の受講にあたっては,授業ではこのように教えよう,このやり方でやってみようと考えながらじっくりと自分のべースでパソコンに接することができて,とても有意義でした。また普段は,ワープロソフトや表計算ソフトしか使用していなかったので,BASICやロゴなどで意外と忘れているものが多いことにも気づかされました。
私自身バソコンに関しては素人で,不安も大きかったのですが,講師の先生方,他の受講された先生方にいろいろ教えていただき,自信がもてるようになりました。
今後はこの講座の内容を自己研修で深め,発展させていきたいと思います。