福島県教育センター所報ふくしま No.110(H06/1994.3) -024/038page

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≪ブロジェクト研究紹介≫


「児童生徒の創造性を高めるための教材開発」

−体験的な活動を重視して−

(第2年次)


科 学 技 術 教 育 部



1 研究の概要

本研究は,小学校理科と中学校技術・家庭で,現行学習指導要領になって新しく取り上げられた内容,取り扱いが変わった内容などについて,児童生徒の創造的な能力や態度を高めるために,体験的な活動を重視した教材の開発を目的としたものである。

今年度は,技術・家庭に新設された「情報基礎」領域を新しく研究対象に加え,教材の開発を継続するとともに,開発した教材のいくつかについて,実際にそれらを使った授業を実践し,教材の効果や改善点を調べ,教材の改良を行った。

2 今年度開発した教材(◎は授業で試行)

(1) 小学校理科

○ 骨と筋肉のモデル(3年)
○ シミュレーションによる昆虫の学習(3年)
◎ 上皿てんびんづくり(4年,昨年度からの継続)
◎ 重さを体感できる胎児モデル(5年)
○ めもり付きスライドガラス(5年)
○ パソコンを用いた地球の動きと太陽の見え方のシミュレーション(5年)
○ 土の中の動物を調べる装置(6年)
◎ はりつけ法による地層モデルづくり(6年)
○ 地下ボーリングモデル(6年)

胎児モデルを腹部につけて重さを体感している児童

<胎児モデルを腹部につけて重さを体感している児童>

(2) 中学校技術・家庭

◎ 栄養バランス君(1年)
○ 食品模型(1年)
◎ BASIC言語学習支援ソフトウェア(3年)
◎ アンケートを集計して報告書を作ろう(3年)

栄養バランス君を使って献立を修正している生徒

<栄養バランス君を使って献立を修正している生徒>


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