福島県教育センター所報ふくしま No.113(H07/1995.2) -031/038page

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研修者研究報告


作業的学習を取り入れた地理的分野の指導の工夫

安 達 郡 白 沢 村 立 白 沢 中 学 校 教 諭 渡 邊 健 順



I 主題設定の理由

1.研究の動機とねらい

現在2年生を担当している。社会科が好きで,興味をもって取り粗んでいる生徒が多い一方,クラス替えによる学級の雰囲気の変化によって,持味を発揮しずらくなった生徒も見られる。他方,教師の説明が多くなりがちな授業が,生徒の受身的な学習活動を生み,これも積極性の滅退の一因と考えられる。また,社会科を暗記的な教科と促えている生徒も多く,暗記が苦手な生徒にとっては,社会科が嫌いになる一因となっている。このような現状を改善するためには,指導方法の改善・工夫が何よりも必要と考える。学習指導要領では,作業化を図る学習活動の重要さを指摘している。特に,地理的分野では,自分の生活圏から遠隔の地域を取り扱う場合が多く,身近に実感できることが少ない。したがって,臨場感に迫り,地理的事象を主体的に認識させる授業を展開することが望ましいと考え,作業的学習を取り入れた学習活動を実践することとした。

2.問題点と原因(略)

3.研究の見通し・方向性(略)

II 研究仮説

1.仮説

地理的事象に対する認識を深めるために,主体的に取り組める作業活動の場を意図的・計画的に設定した授業を展開すれば,生徒一人一人の活動の場と機会が確保され,自ら進んで学習する態度が培われるだろう。

2.仮説のための理論(略)

III 研究計画(略) IV 研究の実際と考察

1.検証授業計画

(1) 単元名「九州地方」
(2) 単元の目標(略)
(3) 学習計画(略)
(4) 検証授業案(略)

2.検証授業の実際と考察

(1) 検証の観点

1. 意欲的な学習活動を促すための作業的学習の内容・方法が有効であったか,授業観察及ぴ意識調査から捉え,考察する。

2. 事前・事後のアンケートから,授業に対する意識の変容を捉える。

3. 本時のねらいの到達伏況を毎時の自己評価及び学習内容確認表より捉え,考察する。


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