福島県教育センター所報ふくしま No.114(H07/1995.3) -030/038page
・自己イメージ
・集団イメージをとらえる調査
・価値観をとらえる調査2.(丸囲み) アンケートによる実態調査結果
ここでは主な結果をあげる。
<アンケートI> ○ アンケートI の結果から
「所属と愛情」・「自己理解」・「自尊」 ・「将来への向上」の4つの要点で,各 項目の質問肢に「あまり」・「いいえ」 と回答する自己評価の低い生徒が目立っ た。質問肢の内容からは,他者からの評 価を気にしている。自信もなく,自己主 張ができず,他人からの意見に左右され やすい行動がみられる。
また,メディアを通しての社会の動き に関心を示さない生徒が多く,将来に対 しての見通しができていない生徒が目立 つ傾向がみられた。
<アンケートII> ○ アンケートII の結果から
学校がいやで休むことはないが,何をするのもめんどうだと思い,ぼんやりしている生徒が多いという結果がでた。また,いらいらして物にあたる生徒も目立つことから,一見,無気力のように見える生徒も,心の中に欲求不満をためこみ,そのはけ口がうまく見つけられずにいる様子がうかがえる。
<アンケートI・II> アンケートI アンケートII 項目 健康 安全 所属と愛情 自己理解 自尊 将来への向上 不適応状態 不適応意識 学級平均 18.2 55.5 53.6 38.6 37.9 38.3 2.1 6.9 Y子 13下 46下 49下 33下 31下 35下 4上 9上