福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.118(H08/1996.7) -025/042page

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III 検証授業の計画と実践の概要

  1 単元名   「生活を料学する」  (教材名 シンデレラの時計)

  2 単元の目標   (略)

  3 指導計画   (総時数  7時間)

本時の目標 仮説との関わり
1 1. ○前文を通読し、初発の感想をまとめる。 ○教材文の内容をおおまかに把握させ、学習の見通しを持たせる。
  2. ○新出漢字の音・訓や難語句の意味を調べる  
  3. ○学習のめあてを持つ。

○学習計画を立てる。

【検証授業 I 】

○一人一人の生徒が学習全体を見通しながら学習のめあてを考えたり、自分に合った学習コースを選択することができるように、ティーム・ティーチングにより個別指導を行う。
2 4.5.6. ○学習課題についての考えを深め合う。

【検証授業 II 3/3 】

○一人一人の生徒が自分の考えを生かしながら、グループでの相互学習に参加することができるように援助する。

○一人一人の生徒の実態を理解し、さまざまなつまづきについてティーム・ティーチングにより指導を行い、学習における不安を感を和らげる。

○既習事項の押さえを適宜に行うことにより、それを本時の学習に生かしていくことができるようにする。

3 7. ○筆者の考えに対する自分の考えをまとめる。

○学習全体を振り返り、学習のめあてについて反省する。

○既習事項を生かしながら、自分の考えをもとめることができるようにする。

○学習のめあてを振り返らせ、生徒自らが学習の成果や成熟感を味わえるようにする。

【検証授業 1】  (3/7時間)

 (1)本時のねらい

  単元の目標や自分に実態をふまえながら学習のめあてを持ち、学習計画にそって自分に合った学習コースを選択することができる。

 (2)指導計画 (略)

 (3)実践の概要 

1. 単元の目標や、これまでの説明的文章の 学習の実態を振り返り、本教材の学習にお いて、自分はどのような点に力を入れて学 習していくのかという学習のめあてを持たせた。その際に、めあてを達成するための 具体的な手立てについても考えることがで きるようにティーム・ティーチングによっ て個別指導の充実を図った。

   その結果、生徒自らが自分の実態を意識し、自分の願いをふまえながら学習のめあてを持ち、目標達成に向かって努力してい こうとする姿が見られた。

2. 予想される生徒の反応から、あらかじめ 「A・基礎」、「B・応用」の2つのコースを用意し、生徒が各自の学習計画に基づ いてそれぞれの学習コースを選択することができるよう、ティーム・ティーチングによる個別指導を行った。用意したコースは以下の通りである。

A・基礎コース B・応用コース
1

2

3

形式段落ごとの要点をまとめる。

文字構成について考える。

結論を把握する。

1

2

3

結論を予想する。

形式段落ごとの要点をまとめる。(30字)

文字構成について、結論について検証する。

4 要旨をまとめる。

   その結果、生徒自らが自分に合った学習の進め方を模索していこうとする意欲を持ち、コース別グループ学習のメリットを十分に生かしながら学習に意欲的に取り組む姿が見られた。

<抽出生徒B男のコース別学習の感想>

<抽出生徒B男のコース別学習の感想>

 【検証授業 2】  (6/7時間)

(1)本時のねらい 

 文章の要旨を、既習事項を生かしながら、文脈が通るようにまとめることができる。


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