福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.122(H09/1997.11) -024/042page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

研究紹介

生徒一人一人の学習意欲を高め、自信を持って発表するカを育てる理科指導の工夫

                      塙町立塙中学校教諭 鴫原和哉

1 研究の趣旨

 現在の3年生を指導するに当たり、私は、「身の回りの自然にもっと目を向けさせる」「既習事項を生かして考慮する力を養う」「自分の考えを自分なりの表現でまとめ、発表する」ことを柱として指導してきた。

 このことを踏まえ、今年度は、生徒一人一人が何をどのように学習するかを考えさせ、その考えに自信を持てるような手だての工夫を通して、発表する力を育てたいと考えた。

 そこで、本研究では、次に述べるような仮説を設定し、実験の結果から考察できることを 「自分で考える→友達と情報交換する→自分の考えを整理する」 という過程を踏ませてまとめ、発表させるという学習活動を展開することにより、本主題に迫ろうとした。

2 研究仮説

 「生物界のつながり」の学習において、次のような手だてを工夫すれば、生徒一人一人の学習意欲が高まり、自信を持って発表する力が育つであろう。

(1) 土の中の小さな動物を採取する実験装置を生徒に作らせ、それを用いて個別実験を行わせる。

(2) 観察結果を考察したり、発表する内容をまとめたりする時、友達と情報交換する場を設定する。

3 研究の実際と考察

1 検証授業計画

 (1) 単元名生物界のつながり

 (2) 単元の目標および学習指導計画(略)

 (3) 検証授業1

 1 本時の指導のポイント

  ア ペットボトルを活用した簡易ツルグレン装置を生徒一人一人に作製させる。

  イ 作製した装置を使って、校地内の土と家のまわりの土を観察させる。

 2 学習過程

学習過程


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育センターに帰属します。