福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.122(H09/1997.11) -029/042page
エ 認めること。
オ 要求し励ますこと。(1) 事前指導でのかかわり
1 学級担任との連携
学級担任と養護教諭の役割分担を話し合いによって次のようにした。
【かかわりの場と方法】
事前にアンケート調査を実施し、その結果をエイズを学習していく上で生徒がぶつかりそうな問題と、もっと知りたいと考えていることなどにまとめた。それをもとに、学級担任と養護教諭がそれぞれの立場を生かして生徒とかかわっていけるよう話し合うとともに、生徒が自ら班を編成していくときの資料として活用した。
事前指導の流れと指導援助の留意点については、次のように確認し合った。
【事前指導と生徒の活動】
2 生徒とのかかわり
ア 活動計画作成への支援
学級活動では、生徒の作成する活動計画を重視している。そこで養護教諭は専門的立場からエイズについての資料や、生徒の興味・関心に応えられる資料を、生徒と学級担任に提示できるよう準備し、活動計画作成の支援をした。
養護教諭は、見通しをつけることができない生徒に「エイズは感染から発病まで段階があって症状が違うけど、どこに焦点を絞るか」などの投げかけや「こんな資料もあるけど」と資料や情報を提示した。発表の仕方やまとめの方向性については学級担任が中心にかかわったが、エイズに関することについては随時助言し積極的に話し合いに参加した。以上のような支援から、生徒一人一人が何を調べるのかが明らかになり活動の見通しが立てられた。
次はその一例である。