福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.127(H11/1999.7) -022/042page
け止め、活動を温かく見守り、時には、励ましの言葉をかけるなど、一人一人が成長するのを支え、手をさしのべることである。
「いきものとなかよし」の単元は、5月から11月まで長期間にわたって活動するので、活動意欲が持続するような支援が重要となる。活動意欲が持続する支援として、「言葉かけ」「環境」などが考えられる。
(4) 「魅力的な活動」 とは
「ぼくもやりたい。」「わたしもやってみたい。」と子どものやってみたくてたまらないような活動、子どもが心を奪われるように夢中になって取り組む活動である。III 研究方法・内容
1 思いやりや願いを生かす工夫
2 活動意欲が持続する活動計画・支援の工夫
3 魅力的な活動の工夫IV 研究の実際と考察
1 思いや願いを生かす工夫
(1) 実際〈その他の思いや願いを生かした授業例〉
1 自分の花の成長をぺ一プサートにして劇遊び
2 押し花作り
3 オクラのスタンプ遊び
(2) 考察
「自分が育てたい花を決める」活動は、一人一人の子どもに『自分だけのものだ。』『自分で育てるんだ。』という意識を持たせることができて、大変効果的であった。このことは、1週間経って種蒔きの時間に、全員の子どもが自分の花を覚えていたことからも分かる。また、この意識は、長期間の栽培活動を続けていく間も必要不可欠な物となるため効果的であった。
2 活動意欲が持続する連続性のある活動計画・支援
(1) 実際
〈年間単元構想図〉