福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.127(H11/1999.7) -031/042page

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どもの単元に対する思いや願いなどを引き出し、そのイメージマップをもとに子どもとともに学習計画を立案したり、活動の進め方を考えることができるのではないかと考えた。
 (2) 調査研究の実際
 単元「かぞくっていいな」の導入時に、子どもたちが日常感じている家族への思いや認識についての模造紙イメージマップを作成した。
 子どもたちからは、家族の人々や仕事、様子など家族の人々に対するたくさんのイメージが出された。(資料4)
 そこで、家族の仕事について着目させ、家事労働の多いおかあさんの仕事に気付かせ「自分にできることはないか」と投げかけ、模造紙イメージマップに書かれた仕事からこれから自分ができそうな仕事を選び、実践の計画をたてることができた。
 このように、全員で作成した模造紙イメージマップは、家族の仕事、役割、様子、性格など様々な情報が盛り込まれ、家族をとらえる十分な資料となるぱかりでなく、その後の活動の進め方を考える資料としても役立てることができることが分かった。

3 研究の視点3について

 (1) 意 図
 生活科では様々な形で表現活動が行われている。特に、具体的な活動を通して気付いたことを絵や文章などで表現する活動は、成就感を味わわせたり、自分の成長に気付かせるためにも大切である。しかし、子どもたちの中には、何をまたはどんなことを表現してよいか迷い、活動が滞ってしまう子どもがしばしば見受けられる。
 そこで、活動を振り返ったり、自己を振り返ったりするために、イメージマップの活用を考えてみた。
 (2) 調査研究の実際
 単元「もうすぐ2年生」で、「1年間のできごと」をテーマに、自分の似顔絵を中心にイメ

資料5


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