福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.129(H12/2000.2) -036/042page
梁川町立梁川中学校 三品 勝彦 教諭 福島県立福島南高等学校 樋口 則雄 教諭 中高一貫教育が叫はれている最中でもあり、中・高連携学習指 導研究委員としての取り組みから見えてきた生徒の実態やつなぎ 教材の重要性などの発表が行われました。中学校と高等学校にお ける履修内容や学習形態の違いなと、相互理解の努力が一層必要 なことが確認されました。
【第一分科会】
教育経営新学習指導要領への移行措置が来年度からとなり、児童・生徒の発達段階に応 じ、「総合的な学習の時間」を意識した教育課程の開発・実践が求められている 現状や「心の教育」の重要性を踏まえての授業実践等、時代の要請に応える教育 活動をいかに展開するかを追究した研究とその成果が発表されました。
郡山市立薫小学校
(代表) 菊地 誠 教諭地域の特色を生かし、横断的な学習活動を主体とした環境教育に ついての実践報告、教科学習とのかかわり等も考慮したクロスカリ キュラムを編成し、時間・空間・人という3つの開かれた学びの場 を位置付けた実践が発表されました。
表郷村立表郷小学校
(代表) 佐藤 克浩 教諭国際性を培うことを目指し、子どもたちの自発的な活動を大切に しながら外国の人々との交流活動を積極的に取り入れたコミュニケー ション活動、教師の意識を「教える」から「共に楽しむ」への転換 を図ることの大切さ等が発表されました。
須賀川市立仁井田中学校
大越吾都臣 教諭「心の教育」の重要性が強く叫ばれている現状を踏まえ、生徒た ちの心の琴線に触れる資料や教材の開発、一人一人の生徒に目を向 け、それぞれの子を生かす授業の実現を追究した実践が発表されました。
福島県立光南高等学校
松田 泰夫 教諭普通科と専門学科の両方を兼ね備えた「総合学科」が全国的に設 置される中、県内初の“総合学科高校”として、生徒がつくる教育 課程の実現をどう準備し、どんな成果が上がったかについて、生徒 の具体的な活動状況を含めて発表されました。