福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.129(H12/2000.2) -038/042page
教育センター
佐藤 寅記 長期研究員子どもたちの「生きる力」としての学力を「他の児童生徒や教師 等との様々なかかわりの中で自己改革・自己実現を図ること」とと らえ、対人関係での体験不足や希薄化という現実を乗り越え、人間 関係をつくる力を育成するための指導援助の在り方について発表さ れました。
【第三分科会】
情報教育情報の収集力及びその活用力は21世紀を生きぬくために欠かせないと言われていること もあり、コンピュータ活用への関心は年々高まる一方です。今年も、インターネットを初 め、見事な発表が繰り広げられ、充実した分科会となりました。
会津若松市立城西小学校
(代表) 佐藤 秀一 教諭コンピュータに対する消極的な意識を変えようと取り組んだ実践 の報告でした。コンピュータの基本的な使い方を段階的にとらえら れるよう「マルチ学年指導案」を作成する一方、インターネットや テレビ会議システムを各教科学習の中で活用するよう工夫したこと が発表されました。
郡山市立郡山第七中学校
伊藤 恒明 教諭問題を発見し解決していく過程で必要な情報の収集、判断、処理、 教諭発信などを体験することが学習意欲を喚起し、主体的な学習活動が 期待できるとの考えに立ち、ネットワークを活用した学習活動を通 して主体性を高めている授業実践の様子が発表されました。
福島県立清陵情報高等学校
本田 文一 実習講師最新のテクノロジーを身に付けた人材を社会に送り出すことを根 底におき、「インテリジェントスクール構想」に立った取り組みに より、生徒たちが主体的にコンピュータを活用して学習成果を上げ ている様子が発表されました。課外活動や校務処理にもネットワー クが活用されているとの紹介がありました。
教育センター
星 善樹 長期研究員
小野崎卓也 長期研究員
鹿俣 和子 実習教諭小学校社会科の学習ソフトとしての「データ変更・追加可能な授 業用ソフトウェア」、生徒名簿のデータベース化を想定して作成さ れた「ネットワーク上におけるデータベース運用操作の簡易化」、 調査対象のみがアクセスでき、しかも受信したことを自動的に送信 者に返信する「自動メール返信機能付アンケート集言十システム」と いう、3つの発表がありました。