福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.136(H14/2002.7)-018/036page
V 研究計画
1 研究内容・方法
(1) 児童一人一人の思いをとらえる工夫
・KJ法 ・イメージマップ ・カルテ ・振り返りカード
(2) 探検活動における自然との出会わせ方の工夫
・自然素材の提示 ・環境づくり ・場の設定
(3) 気付きを広げる支援の工夫
・対話による共感 ・賞賛 ・カルテや振り返りカードの活用
2 対象 第2学年15名
W 研究の実際と考察
1 検証授業計画
(1) 単元名 見つけたよ、北山のあき
(2) 単元の目標
○ 北山の秋の自然に関心を持ち、意欲的に探検し、自然と進んで関わろうとする。 (関心・意欲・態度)
○ 秋探検活動を通して、北山の自然や生活の変化に気付く。 (気付き)
○ 探検を通して気付いた北山の秋、関わった北山の秋について、絵や文、作品に表したり、友達に教えたりすることができる。 (思考・表現)(3) 単元の構想 (総時間 12時間)
(4) 検証授業案
[検証授業 1]
@ 単元名 見つけたよ、北山のあき
A 本時のねらい
北山の自然の変化に気付き、秋を探しに行きたい、秋と遊びたいという意欲を持たせ、一人一人の思いを生かした学習計画を立てる。B 本時の意図
<自然との出会わせ方の工夫>
児童の作文を紹介したり、自然素材(どんぐり、リース、落ち葉のしおり………)を提示したり、祖父母参観での情報を紹介したり、秋コーナーを設置して雰囲気づくりをしたりすることにより、北山の自然への関心を高めたい。その際、児童に疑問を持たせて実際に調べに行きたいという気持ちにさせたり、自分も作ってみたいと思わせたりするなど、具体的に何をしたいか意欲が高まる出会わせ方を心がける。