福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.136(H14/2002.7)-019/036page

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  〈児童一人一人の思いをとらえる工夫>
事前にイメージマップを作成して児童の意識を把握しておく。授業の導入では、作文や具体物によって北山の自然への関心を高めて、自分のしたいことを意識させる。さらに、KJ法により、一人一人の思いを生かした活動計画を立てていく。

C 学習過程
学習過程

[検証授業 2]

@ 単元名   見つけたよ、北山のあき

A 本時のねらい
北山の秋ランドに1年生を招待し、自分の見つけた北山の秋を紹介したり、一緒に遊んだりして、地域の自然への気付きを深める。

B 本時の意図
  〈気付きを広げる支援の工夫>
探検終了後に、気付きを伝え合う場として本時を設定した。1年生を招待することにより、教えたい気持ちが高まって、活動が一段と活気づくものと思われる。友達の発表から、さらに自然への気付きが広がり、また友達のよさを認識することにもなる。教師からは、活動中見取った、発表者の気付きのよさを認めたり、賞賛したり、紹介したりしたい。友達や1年生、教師に認められたときに、価値ある気付きが一層自覚され、今後の活動の自信となるものと考える。
  〈一人一人の思いをとらえる>
発表会終了後、イメージマップを作成し、事前に書いたイメージマップと比べ、秋をたくさん見つけ楽しく関わった満足感を味わわせたい。

C 学習過程
学習過程

2 検証授業の実際と考察

(1) 検証の観点

次の3つが研究主題に迫るための手立てとして有効であったか、児童の活動、振り返り力ード、イメージマップ、アンケートをもとに考察する。

@ 児童一人一人の思いをとらえる工夫(KJ法、イメージマップ、力ルテ、振り返りカード)
A 探検活動における、自然との出会わせ方の工夫(自然素材の提示、環境づくり、場の設定)
B 気付きを広げる支援の工夫(対話による共感、賞賛、カルテや振り返りカードの活用)

(2) 授業の概要と手立ての実際

[検証授業 1]

本時は、単元導入の時間である。北山の秋への関心を十分に高め、自分のしたいことを自由にカードに書き、それを整理して(KJ法)、


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