福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.136(H14/2002.7)-021/036page

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けた秋の発表となった。

手立てB 「気付きを広げる支援の工夫」
それぞれの発表のグループに分かれ、聞きに来た1年生と先生方に、どんぐり山で見つけた秋や作ったものを一人ずつ発表した。作ったものは作り方も教えてあげるように教師が助言した。聞き手に感心されたり、賞賛されたりしたことで、満足感を味わえたようである。中には、自分の思いを十分伝えられない児童もいたが、教師の問いかけや対話によって、活動や体験の中で気付いたことを.表現することができるようになった。
お店が始まってからは、児童は夢中で活動していた。くじを引かせたり、輪投げをさせたり、どんぐり人形やしおりの作り方を教えて作らせたり、畑で穫れたとうもろこしで作ったポップコーンをプレゼントしたり、1年生も大喜びであった。

「先生にくじをひいてもらう児童」   「木の実や葉っぱなどでアクセサリーを作ったり、その他の材料と組み合わせを工夫したりして、作る活動を大いに楽しんだグループ」
先生にくじをひいてもらう児童   作る作業

1年生や先生方が帰った後、2年生だけでお互いの店を訪ねた。くじや輪投げで楽しみ、作り方を教えあう中で、気付きはさらに広がった。

手立てC 児童一人一人の思いをとらえる工夫
活動後に振り返りカードで活動を振り返った。

〈資料3〉
振り返りカード

イメージマップを書き、事前に書いたイメージマップと比較した。〈資料4〉
イメージマップ

(3) 考察

@ 児童一人一人の思いをとらえる工夫について
KJ法による活動計画作り(資料2参照)から始まって、探検活動、1年生や先生方を招待しての「きた山あきワールド」の準備、「きた山あきワールド」の実施まで、児童の様子(カルテ)や振り返りカードなどから、児童一人一人の思いをとらえ、それがかなえられるよう心がけてきた。その結果、活動に教師の予想を越える広がりと発展が見られた。児童の意欲は最後まで持続し、一人一人がその子なりの満足感


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