福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.136(H14/2002.7)-026/036page
(3) 検証授業案
【資料―3 「調べ学習の支援」】
調査方法例
ア.街頭アンケートを実施する。→放課後
・大人を対象にイ.保護者へのアンケー卜を実施する。→アン
ウ.市役所職員へ質問する。(要予約:植村)→放課後
・ 観光課…この問題の提案者に聞く
・ 財政課…市の財政事情エ.市会議員に質問する。(要予約:植村)→放課後
・ 行政を監視する立場の人に意見を求める。オ.他のお城の実態を調査する。→放課後、電話
・ 電話で他のお城の入場者数の推移や入場料について聞いてみる。カ.鶴ケ城管理事務所に行って調べてくる。→放課後
・ この問題について、鶴ケ城を管理する立場の人はどのような意見を持っているか調べる。キ.青年会議所のスタッフに聞く。(要予約:植村)→放課後
・ 地域の活性化のために活動を行っている青年会議所のメンバーはどのように考えているか。ク.鶴ケ城を訪れている観光客に聞く。→土または日
・ 観光客はこの問題についてどのように思うのか聞いてくる。ケ.若松観光産業の実態を調査する。→放課後、電話
・ 他の施設に電話で問い合わす。
・ 入場者数の推移
・ 減少の場合の対策は?2 検証授業の実際と考察
(1) 検証の観点
@ 生徒の社会科に対する意識について、事前と事後にアンケート調査を実施し、どのように変容したかをとらえる。
A 自己評価表を活用して、課題(ディベートの論題)に対する思考・判断の推移をとらえる。
B ディベート的な話し合い活動の導入により生徒の思考・判断がどのように変容したかを生徒観察や自己評価からとらえる。
C 生徒の思考力・判断力を育成する手立てとしてディベート的な話し合い活動の導入の有効性についてFC法による研究協議会を開催する。(2) 授業の実際
ア 反対側→賛成側への質疑・応答
反S1 「なぜ、有料化にこだわるのですか。」 賛S1 「税金を鶴ケ城にばかりお金をかけられないのが市の財政状況だからです。」 反S2 「朝の散歩を生きがいにしているおじいちゃんやおばあちゃんの生きがいも奪うのですか。」