福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.136(H14/2002.7)-029/036page

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児童が意欲的に取り組むWeb版
「インターネットリテラシー検定」

http://homepage2.nifty.com/motoyukeyo/kentei2/toi/top.htm

福島市立福島第四小学校 教諭 冨 田  元 久

 

T 研究の趣旨

子供たちがインターネットを用いて、理科や社会科の調べ学習の際に思い通りに情報を収集するためには、基礎的、基本的な情報検索リテラシー』が欠かせない。
そこで、「小学3年生でも、このぺージで学習するとインターネットで思い通りに情報を収集できるようになる」ことを目標にWeb版「インターネットリテラシー検定」を作成した。なお、授業実践は6年生の総合的な学習の時間に行った。
コンセプトは、次の通りである。

1 教師がついていなくとも「わかる」(知識)、「できる」(技能)の検定ができる。
2 子供が意欲的に検定に取り組む。
3 Web上で広く公開する。

 

U 研究の内容

1 教師がついていなくとも「わかる」(知識)、「できる」(技能)の検定ができる。

(1) インターネットで情報を取り出すために必要な知識、技能の洗い出し

パソコンの電源を入れて、インターネッ卜で「富士山の高さ」を調べ、電源を切るまでに必要な知識、技能を洗い出した。「165」の項目があげられた。その3/4は、「知識」であり、1/4は、「技能」である。知識と技能は、一体になっていることが確認できた。

(2) 「インターネットリテラシー検定表」の作成

「技能」は、「知識」を使いこなす能力である。
インターネットで情報を収集するための、知識と技能を「易から難」へ並べ替え、検定表を作成し、PDFファイルとしてアップした。

(3) 「インターネットリテラシー検定」Webぺージの作成

一般的に教師がつかないで「技能」を検定することは難しい。水泳の検定等は、そうである。
だが、インターネットの技能の検定は、コンピュータを活用すれば教師なしで可能になる。
「検索の達人」は、技能検定用Webぺージである。フリーの「クイズ作成用CGI」(「TakaQVer.2.05」http://www.mytools.net/)で五択問題を作成する。答えをインターネットで探す。
正解すると「名前」「得点」「タイム」「URL」がランキング表に登録できる。その際、答えを見つけたWebぺ一ジのURLを登録させれば、検索した証明になる。制限時間内に正解を見つけた子供は、「検索の技能がある」と認定できる。教師は、Webぺージのランキング表の「タイム」を見つければよい。
A. 「インターネットリテラシー検定表」のWebぺージ
@ 「インターネットリテラシー検定表」(P


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