福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.137(H14/2002.11)-028/036page
舞踊など、音楽の他の芸術との関連を図り、生徒の視野を広げることができるように学習活動を展開していくことである。
(3) 「まとめ方の工夫」とは
鑑賞の学習のまとめが、文章だけの表現にとどまらず、楽器や歌唱での表現、身体表現、絵で表現したり、写真を利用したりするなどの方法を取り入れながら、さらに主体的に鑑賞活動に取り組めるよう工夫することである。
V 研究計画
1 研究内容
(1) 鑑賞活動における生徒の実態把握
(2) 実態に沿った魅力ある鑑賞活動の選択
(3) 主体的な鑑賞活動を促すための指導の工夫
(4) 検証授業の計画と実践
(5) 検証授業の事前と事後の生徒の意識の変容
2 研究対象
2年1組32名(男子16名女子16名)
この学年は、小学校5・6年を私が担任をし一緒に中学校に進学した学年であるため、4年間の音楽経験を十分に把握した生徒達である。
W 研究の実際と考察
1 検証授業計画
(1) 題材名 「オペラの魅力を味わおう」
(2) 題材の目標
@ 音楽への関心・意欲・態度
情景を想像しながら意欲的に鑑賞しようとしている。
A 音楽的な感受や表現の工夫
オペラにおける独唱、重唱、合唱とオーケストラの関わりや、舞踊、劇の役割を把握して、それぞれの美しさを味わう。
B 表現の技能
劇中の音楽の旋律を歌ったり、リコーダーで演奏したりすることができる。
C 鑑賞の能力
いろいろなオペラの音楽を聴いて、オペラという総合芸術に親しむ。
(3) 指導計画(総時間6時間)
(4) 検証授業案
〈検証授業案T〉
@ 題材名 「オペラの魅力を味わおう」
A 本時の目標(1/6時問)
○ 情景を想像しながら豊かな音楽表現を感じ取る。