福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.137(H14/2002.11)-034/036page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

雲のできる様子を調べる実験装置

「雲のできる様子をもっと簡単に、もっとダイナミックに見せることはできないか。」という声が多く寄せられます。そこで、雲のできる様子を簡単に確かめられ、気温の変化、気圧変化などの測定も簡単にできる実験装置を紹介します。
雲のできる様子を調べる実験装置

○ 実験装置の特徴
 ・容器が大型(4g)なので、測定器具や風船などを入れて観察、測定が可能
 ・材料が安価
 ・耐久性があり、安全で繰り返しての実験が可能

○ 材料(いずれもホームセンターなどで購入可能)
 ・真空式パイプクリーナー
  (水回りのつまりを取り除くもの1000〜1600円程度)
 ・果実酒瓶(4g用500円程度)
 ・ゴム栓(測定用具を取り付けるのに用いる。)

○ 実験の手順
 @ 果実酒瓶の中を少量の水でぬらし、線香の煙を少し入れる。
 A 果実酒瓶の中に、次のような測定用具を入れて、フタを閉める。

  ・デジタル温度計(表示が0.1℃まで可能なもの)
  ・風船(圧力の変化を視覚的に表示できる。デジタル気圧計を入れてもよい。)

 B 果実酒瓶の中の温度と風船の大きさを確認する。
 C 真空式のパイプクリーナーの取っ手を素早く引き(雲が発生)、温度と風船の大きさを実験前と比較する。
 D 取っ手を引いたり戻したりすることを繰り返し、果実酒瓶の中の様子を観察する。

取っ手を引く前 取っ手を引いた後

※ 装置の製作などの詳しい説明は、http://www.center.fks.ed.jp/(福島県教育センター)にありますので参照して下さい。



[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。
福島県教育センターの許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。