福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.138(H15/2003.2)-005/036page

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(3) 具体的診断項目をサンプルとして提示し、各学校の必要に応じて加除修正することができるようにした。
@ 学校評価票1
学校評価票1は、教職員用(質問数30)、児童生徒用(質問数20)、保護者用(質問数20)を小・中・高等学校の種別に分けて計9種類作成した。

【学校評価票1の概要】
 中学校・生徒用
このアンケートは、みなさんの学校生活をよりよいものにするため、学校改善の資料にするものです。
A〜Dの最もあてはまるものを○で囲んでください。
どうしてもわからない質問は、○で囲まなくてかまいません。
この結果は、後日、整理して生徒のみなさんにお知らせします。
 ※A:あてはまる
   B:ややあてはまる
   C:あまりあてはまらない
   D:あてはまらない
 1 学校へ行くのが楽しい。
 2 学校は教育目標や方針を生徒にわかりやすく伝えている。
 3 本校には、受け継がれてきた伝統や校風がある。
 4 先生方は生徒の意見をよく聞いてくれる。
 5 知識を豊かにするために読書に親しむ時間が設けられている。
 6 授業はわかりやすく充実している。
 7 授業は、自ら活動する場が設けられるなど、さまざまな工夫がなされている。
 8 学習の評価は、テストの得点だけでなく、生徒の努力や授業に取り組む態度などを含めて行われている。
     (以下略)

A 学校評価票2
次の3点をねらいとして作成した。
○ 教育目標達成のための具体的な取り組みを計画・実践・評価・改善する。
○ 教育活動を展開する原動力に結びつく評価とする。
○ 学校と家庭・地域の双方向のコミュニケーションを図る評価とする。
これらのねらいを基に、さらに次の点について配慮した。
○ 学校の教育目標や重点課題への取り組みや「学校の特色」が見えるものにする。
○ 教育活動の達成状況を判断する具体的基準を設定して評価する。
○ 最後に一度だけの評価を行うのではなく、評価(中間評価)を行う。(Doの段階でもDo・Check・Actionのサイクルを取り入れる。)

【学校評価票2の概要】
学校評価票2の概要

3 学校評価システム案の試行とその結果

(1) 試行期問
   平成14年9月〜11月の3か月間
(2) 試行実施校
   研究協力校、研究参加者所属校 15校
(3) 試行結果の考察
 @ 学校評価全般について
試行によって、「従来の評価への反省」「日頃の教育活動の見直し」「説明責任の自覚」「児童生徒理解の深まり」「積極的な改善」等々にお


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