福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.138(H15/2003.2)-025/036page
チョークといった違った雰囲気の表現ができる描画材、その他おもしろ画材といった様々な描画材について紹介するぺージも作成した。例えば、「ペンで描いてみよう」のボタンをクリックすると、ペンによる描画の特性や参考となる絵が画面に出てくる。また、「いろいろな物に描いてみよう」を選ぶと、様々な画材を活用した作品を見ることができるようにした。
C モダンテクニックについてを紹介するぺージの作成
モダンテクニックについては、子どもたちの指導の上で、誤った指導がされていることが多い。モダンテクニックを経験するだけの題材にしてしまったり、「はい、やってみよう」といった一斉指導による授業など。もっと児童主体の活用を図る必要があると考えている。あえて、内容に盛り込んだ理由は、自己選択型のPC教材であれば、自分の想いを生かすため活用が期待できるのではないかと考えたからである。
これは、マーブリングの紹介であるが、詳しい技法の紹介等については、マーブリングの技法紹介をしているHPのリンクを貼り付けて活用した。詳しく知りたければ、HPにジャンプして見ることができる。児童がもし、「海の中のようにしたいんだけど」という想いを持っていたなら、マーブリングの効果などを教師が提示し、紹介することができる。画面である程度の感じを伝えることもできる。
D 画用紙など画材紹介ぺージの作成
題材を考える上でも画材の選定によって表現活動の幅を広げることができる。画用紙の種類や様々な参考作品を提示することで、教師が題材を生かす画用紙などを選ぶときの参考となる。また、「児童が表現の方法を選ぶ」といった題材にも活用できる。何に描くかくどんな材料を選ぶか児童に考えさせる教材においても、様々な方法を紹介できるようにした。
E 発想を広げるためのマインドマップ紹介のページを作成
マインドマップとは、頭脳研究家トニーブラウン氏が考えたもので、アイデアやテーマをキーワードや色、絵によって1枚の紙の上に地図のように表していく方法である。考えをはっきりとさせたり、今まで思い描けなった発想に気づいたりできるというものである。授業などで活用する際には、絵の発想が思い浮かばない児童に対して提示したり、導入で児童の想いを広げる際に提示したりして活用していくことが考えられる。
F 想いをそのまま検索するページの作成
発想はしっかりしているが、表現方法で悩んでいる場合、ある程度の見通しを持っている(こんな感じにしたいという想いを持っている。)場合に対応するための検索ぺージも作成した。
「ふわふわした感じ」「水のような感じ」「ぼんやりした感じ」など、曖昧で表現しづらい感じを表すためのヒントなどを紹介できるようにした。(3) 誰でも使えるように自動実行CDに
PowerPointを活用して教材の作成を行ってきたが、特別なパソコンの技能がないと使えない