福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.138(H15/2003.2)-027/036page
平成14年度 福島県教育研究発表大会報告
ふくしまの”まなび”を共に創ってみませんか?平成15年2月7日(金)、『平成14年度福島県教育研究発表大会』を福島県文化センターと福島市音楽堂の2会場で開催した。(参加者数387名)
高城俊春教育長はじめ、加藤征男福島県小学校長会長、中村卓正福島県中学校長会常任理事、古市孝雄福島県高等学校長協会長のご臨席のもと開会行事を行った。全体会では、福島市出身で詩人の長田弘先生に「言葉からはじまる」と題した講演を頂くとともに、小学校・中学校、教育センターの全体発表が行われた。午後は4つの分科会に分かれ28の研究発表が行われた。
〈全体発表>
児童の思いや願いを大切にした習熟度別少人数グループで、確かな学力を身につけさせる学習システムの研究
〜算数科における少人数授業を通して〜
会津若松市立一箕小学校 教諭 湯浅 英生全ての児童に確かな学力をつけるための学習システムとして、算数科における習熟度別少人数指導の実践が報告された。
問題解決力を高める学習指導の研究
〜問題解決的な学習における学習過程と評価の工夫〜
郡山市立郡山第二中学校 教諭 佐藤 博「学び方の手引き」を効果的に活用して生徒の主体的な活動を促す学習活動と、単元・題材における評価の観点を明確にした評価規準のあり方について、実践が報告された。
カリキュラム研究チームB班研究テーマ
子どもたちの『確かな学力の向上』を目指し、『個に応じたきめ細かな学習指導』を実践するための基礎研究
県教育センター 所員 荒井 光廣「学習のつまずき」や「学習への取り組み方」は、子供たち一人一人の学力到達度や学習スタイルなどによって大きく異なることを数学を中心とした学力到達度試験と学習基礎調査を実施して具体的・数量的に検証した。また、各教科における基礎的・基本的な学力の向上を図るための調査・分析の方法や学習指導の在り方について、研究が報告された。
<分科会発表>
【第1分科会】教育経営・教科外教育