福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.138(H15/2003.2)-031/036page

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自分の思いや考えをわかりやすく伝え合う子どもの育成
      いわき市立平第二小学校 教諭 小野 一彦

5つの言語意識を学習過程に位置づけ、教育活動全体を通して日常的な言語活動を工夫し、話すことの必要感を児童自身に生み出すことで学習意欲を喚起する研究が報告された。

中学生のための多読・速読の指導
  〜WPMの向上を通して〜
      県教育センタ一 所員 五十嵐 逸郎

WPM(※1)の向上を目指して、「速読」指導のための教材を工夫し、学習過程に速読指導を位置づけた。その授業実践と、成果や問題点についての研究が報告された。

  ※1 WPM:Words Per Minutes の略語で,読みの要した時間と理解度チェックを基に、1分ごとにどのぐらい読めるかを示す数値

運動の有効性を実感する授業
  〜保健と体育の関連を深めた指導を通して〜
      県教育センター 所員 紅屋 聡

生徒の興味・関心の高い「ダイエット」を取り上げ、保健と体育のそれぞれの授業での工夫すべき点と、それによる効果や今後の課題に関する実践が報告された。

一人一人が意欲を持続し、知的な気付きを深める生活科の実践
  〜視点を明らかにした見取りと支援の工夫を通して〜
      県教育センター 所員 小玉 昭男

評価規準に連動した「見取りシー卜」の作成、多様な方法による見取りとその累積、一人一人の学びの道筋を大切にした支援の工夫により、児童一人一人への支援の方向性が明らかになるなどの成果が報告された。

分解者の働きを実感させ、総合的なものの見方を育てる問題解決的な学習
  〜生徒が自ら課題を見つけ、自ら観察、実験の方法を考えて解決を図る活動を支援して〜
      福島市立蓬莱中学校 教諭 遠藤 幸栄

有機物が分解する原因を探究する学習において、実験の見直しや実験を繰り返す場の保証、ポスターセッションやMD(マーケティングディスカッション)法による情報や意見の交換の場を設定する効果などについて報告された。

科学的な思考を促す教材の開発とその授業実践
  〜エネルギーに関する観察・実験を通して〜
      県教育センター 所員 松本 一宏

今回の学習指導要領の改訂により一層重視されることになった「エネルギー」に関して、生徒が条件を自分なりに工夫することで科学的思考を促す教材の開発と指導法についての研究が報告された。

向日葵式ソーラー発電システムの研究
      郡山北工業高等学校 実習肋手 並木 稲生

固定式ソーラーパネルと太陽追尾式ソーラーパネルの2枚を使い、ソーラー発電の性能、発電能力の差等について比較を行い、理想的な発電方法とソーラーパネルの特性に関する研究が報告された。

平成14年度 福島県教育研究発表大会報告


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