福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.139(H15/2003.7) -007/036page
情報活用研究チーム
教育用コンテンツを活用した
授業実践モデルの開発を研究
1 はじめに
平成14年度当初、当センターにおいて「福島県の情報教育の実態等に関する調査」を実施した結果、校種を問わず「授業で利活用できる教育情報・教材の提供」の二ーズが高いことが明らかになった。この結果を受けて、14年度の研究を「地域資料の収集」および「ITを活用した授業実践モデル『教材レシピ』の開発」とし、授業で利活用出来る福島県独自の「教育用コンテンツ」の整備を行うことにした。
成果として、生涯学習課と連携して収集した90市町村及び関係機関からの画像35,000点、印刷資料8,000頁、映像4,400分の地域資料をデジタル化するとともに、小・中・高あわせて12の授業実践事例を開発したが、学校での活用を期待するには画像等の分類が不十分であること、校種及び教科について幅広く開発できなかったこと等が課題として残った。
2 15年度研究概要
14年度の課題を基に、15年度については以下のとおり研究を進めることとした。
(1) 「地域資料」の分野別分類
昨年度収集した地域資料を、授業等で教員及び児童・生徒が利活用しやすいように分類を行い、Web上で公開する。
分類項目としては、「地域・郷土」「歴史・文化」「自然・環境」「教育」の4つとする。
@ 県内の小・中・高・盲・聾・養護学校より選抜された教員で構成されたモニター制を導入し、モニターからの評価を得ながら改善を図り、構築していく。
A 教員免許状を有するボランティアを募り、校種・教科における分類を行う。
〈地域資料画像DBトップページイメージ〉