福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.139(H15/2003.7) -009/036page
学校評価研究チーム教育の現状調査
今年度実施を予定している教育調査
新しい組織が発足し、2年目を迎えた今年は、「ふくしまの学習意識」の調査をはじめとした本県教育の現状について調査研究を実施する。
1.調査の概要
(1)「ふくしまの学習意識」についての調査
○ 目的〜本県の児童生徒の生活状況、学習に対する意識等の現状を経年で把握し、学習状況の変容を比較研究できる資料を収集する。
○ 調査内容
@ 「生活状況」〜生活時間帯、基本的な生活習慣、家庭での学習時間、家庭学習の内容など。
A 「学習に対する意識」〜得意な教科、パソコンの利用、自己向上の願い、将来の目標など。
B 「保護者の子ども観」〜親から見た生活時間帯、手伝い、学習時間、学習内容、習い事、親から見た子どもの学習への関心、子どもとのふれあい、親が期待する子どもの進路など。
○ 調査対象
@ 小学校第3学年児童とその保護者
A 小学校第6学年児童とその保護者
B 中学校第2学年生徒とその保護者
C 県立学校第2学年生徒とその保護者
※ いずれも抽出した調査対象者へのアンケートによる調査(2) 「学校評議員設置に関する調査」
○ 目的〜本県における学校評議員の設置及び運用の現状を調査し、学校評議員制度の実施状況の現状と課題を明らかにする。
○ 調査内容
@ 「設置状況」 A 「意見の聞き取り」 B 「選任の状況」 C 「教育活動の説明」など。
○ 調査対象
@ 市町村教育委員会事務局
A 該当の小中学校長、県立学校長
B 該当の学校評議員(抽出)(3) 「学校要覧」についての調査
○ 目的〜本県の各学校が作成し、公表している「学校要覧」の内容を調査し、開かれた特色ある学校づくりを推進する各学校の実情を把握し、各学校が教育活動の情報として発信する「学校要覧」作成に関する資料を提供する。
○ 調査内容
@ 「教育目標」〜特色ある学校づくりとの関連や変更事由、その背景など。
A 「校務運営組織」〜新教育課程の趣旨が生かされる組織であるかなど。
B 「日課表」〜ゆとりある内容であるかなど。
C 「危険管理への対応」〜個人情報等への配慮など。
D 「適法性の精査」〜各種法令等に準拠した作成状況であるかなど。
○ 調査対象
・県内全小中学校及び県立学校が作成した「学校要覧」
○ 調査方法
・平成14年度調査した内容との比較考察(4) その他の調査
○ 緊急を要する短期的な調査等も場合により実施する。
2.調査結果の公表
各種調査を実施した後、速やかに調査結果についての集計と分析、考察を行い、各学校で役立つ情報として、所報「窓」や教育センター・ホームページ等へ調査結果を掲載し、情報提供していく予定である。
【問い合せ等】
企画・研究グループ教育調査チーム
(内線14番)