福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.139(H15/2003.7) -026/036page

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と考える。

(4) 交流の日常化を図るとは

交流会、町探検、フェスティバルを通して、児童と園児が繰り返しかかわり合えるようにしていく。そして、その合間にも、教室に「今、幼稚園では」のコーナーを設けて幼稚園の紹介をし、お相手さんに思いを馳せることができるようにする。また、お相手さんに手紙を書いて小学校の様子などを知らせることにより、交流がその時だけのもので終わらず、深められていくと考える。

 

V 研究計画

1 研究内容・方法

(1) 研究内容

@ エンカウンター及びKJ法の活用が、かかわり合うきっかけ作りや、かかわりをより深めていこうとする意欲づけに有効であるかどうかを検証する。
A 相手意識を明確に持った活動をさせ、その相手との交流の日常化を図る手立てを講じることが、ともに活動することを楽しませることに有効であるかどうかを検証する。

(2) 研究方法

@ 異年齢児とのかかわりや錦星幼稚園への意識について実態調査をする。
A 錦星幼稚園との交流会を行う。
(6月、10月、2月の3回)
B 単元「ぼうけん、はっけん、町たんけん」で錦星幼稚園を探検する。
C 単元「みんなで つくろう フェスティバル」の検証授業T、Uを行う。
D 錦星幼稚園との交流の日常化を図る。
E イメージマップを比較することにより、児童の錦星幼稚園への意識の変容をとらえる。

2 対象  

第2学年1組30名
(2学年90名)

 

W 研究の実際と考察

1 検証授業計画

(1) 単元名

みんなで つくろう フェスティバル

(2) 単元の目標

@ これまで体験した行事や地域で見聞きした行事を参考にして、自分たちのフェスティバルを企画することができる。
A フェスティバルで必要な物を工夫し、協力して準備することができる。
B 身近な人々(幼稚園児・1年生・保護者等)を招待し、フェスティバルを開いて楽しむことができる。

(3) 単元の構想(省略)

(4) 検証授業案(省略)

※ 検証授業Tでは、単元との出会いにおいて研究仮説で述べた手立てABが有効であるかどうかを検証する。
※ 検証授業Uでは、幼稚園児をフェスティバルに招いて一緒に楽しむ中で手立て@Bが有効であるかどうかを検証する。

2 検証授業の実際

【検証授業 T】
今までに経験したお祭りを振り返り、単元の願いを持たせるために昨年度のお祭りの写真をクイズ形式で提示した。また、児童の日記を読み聞かせた。そして、今までに経験したお祭りで楽しかったことを話し合わせた。


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