福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.139(H15/2003.7) -034/036page
― 授業に生きる資料 ―
教科教育チーム
色のイメージを数多く理解するための事例
ポスターやパッケージの制作など、デザインの表現の中で、色の選択について悩む生徒が多くいます。
色には、多くの人に共通することばを連想させる性質があります。そのようなことばを、一般に「色のイメージ」と言います。その「色のイメージ」を数多く理解することができれば、デザイン表現の中で、自信をもって色を選択することができます。そこで、「色のイメージ」を数多く理解するための有効な事例として、「色とことばの関係を予想するゲーム」を紹介します。
1 準備物
(1) ワークシート:「色とことばの関係を予想するゲーム」
色相 赤A 赤B 橙A 橙B 黄A 黄B 緑A 緑B 青A 青B 紫A 紫B 予想 結果 A群 明るい 熱い 甘み 安全 怒り 落ち着き 高貴 希望 決意 限界
広大 孤独 寒い 神秘 清潔 内面 平和 未来 やすらぎ 誘惑 B群 海 木 葉 血 土 花 火 光 蜜
空(昼) 空(夜) 自然界に多い色 自然界に少ない色 点数 感想・気付いた点(2) 付箋紙(できるだけ小さいサイズのものがよい。生徒数×12枚)
(3) 付箋紙を貼るための用紙(A4の大きさ6枚。各用紙の上に、各色相の名称を記載します。またクラスを6つの班に分け、各班の机上に用紙を置きます。2 活動の手順
(1) 予想
@ 各色相について、「より多くの人が感じると予想できることば」を、ワークシー卜のA群及びB群の中から一つ選び、ワークシー卜の「予想」に記入します。
(2) 集計
@ ワークシートの「予想」に記入したことばと同じ言葉を付箋紙に記入し、「付箋紙を貼るための用紙」に貼っていきます。