教育福島0002号(1975年(S50)06月)-018page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

1)内容構造

2)指導計画

 

2)指導計画

3)学習の主な内容と活動

 

3)学習の主な内容と活動

 

 

(2) 「鎌倉武士」の導入段階における授業の展開

 

(2) 「鎌倉武士」の導入段階における授業の展開

ここでは、人物教材としての源頼朝を取り上げ導入とした。

指導要領に「源平合戦や鎌倉幕府の創立……などを人物や物語、伝承などを活用して重点的に理解させること」(内容(2)ウ)とあって、この時点で特に人物、物語、伝承などの活用を集中的に指示している。

源頼朝は、子供への印象づけが強く、また鎌倉時代を代表する人物である。その生い立ちや考えを調べて行く過程で、源平の戦いや鎌倉幕府の成立などがより具体的にとらえられる。

第二時で鎌倉幕府を取り上げたのは創立までの過程や幕府のしくみなどを調べて行くことによって、鎌倉幕府の歴史的意味をつかませることができると考えたからである。

 

 

 

(五) 反省と今後の課題

 

(五) 反省と今後の課題

当然のことながら、教材精選の問題は、社会科の目標実現のために不可欠である。そのために、ささやかな実践の中で、第一に社会科の目標、単元の目標、そして小単元、一時限の目標を吟味し、相互の関連を図りながら、有効・適切な教材内容の選択を行うことに努めたつもりである。

第二に、その精選された教材を基礎に、ゆとりの生じた配当時間を生かして、子供も、教師も資料や方法を工夫しながら、余裕ある学習展開ができるようになって来たと言える。

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。