教育福島0002号(1975年(S50)06月)-045page

わが校のほこり

　

須賀川高等学校

　

−奉仕活動−

この度、わが校J・R・Cは、日本善行会より社会福祉活動が認められ、五月三十一日に明治神宮会館において全国表彰を受けることになった。

この奉仕活動とは、須賀川市芦田塚にある国立療養所福島病院重症心身障害児施設「わかくさ病棟」訪問である。

昭和四十二年頃より、毎月一回、第三土曜日の午後に伺い、主に、おむつをたたんだり、衣類の補修をしたり、子供の相手をすることである。この奉仕活動を通して、私たちは何かをしなければならない、私たちのできることは何なのかと、J・R・C先輩の築いた活動を絶やすことなく受け継ぎ、自主的に活動して来た結果のたまものである。

この他の奉仕活動としては、

一、牡丹園の清掃

二、須賀川駅、歩道橋の清掃

三、校舎内外の美化、などがある。

これらの奉仕活動を実行しているなかで、悩んだり、疑問を持ったり、そして年々停滞しがちな活動を反省しながら現在に至っている。

この表彰を通してJ・R・Cの生徒達は、今までのもろもろの思い出がすべて美化されたと、明るい表情で話している。

そして今後、この活動を地道ながらも、いつまでも続けていきたいと、新たな決意で、相互の研修、近隣への奉仕活動を続けて小さな“奉仕のともし火”として大切に守って行きたいと思う。

　

須賀川駅の清掃奉仕活動

　

須賀川の名勝,牡丹園の清掃

　

親のない子供のいる養護施設の慰問

　

J・R・C奉仕活動計画の立案打合せ