教育福島0101号(1985年(S60)06月)-038page
4)地域、PTA、近隣農業高等学校との連携・協力によって、その教育力を十分に生かしていく。
(二) 学習指導の方法
1)学習内容の学年配当
2)活動までの手順(表1)
週に一度の勤労体験学習を、効果的かつ有意義な時間とするため教師だけの計画でなく、生徒の動労体験委員と綿密な検討を経て、活動に移す。
3)学習活動の組み合わせ
生徒全員を活動させるには、圃場や学習量が十分でないので、学年・クラスを班別に分け、生産的活動、環境美化活動等、同じ班が同じ学習を繰り返すことなく、平均的に体験できるように、ローテーションを組んで、一人一人が十分活動できるように工夫する。
4)服装等
汚れを気にせず、のびのびと活動させるために、長ぐつを準備し、服装は体育着とする。
5)学習の展開
勤労体験委員が中心になって、学習の到達目標(ねらい)を明確にし、学習の流れを押さえて活動する。そのねらいに即して、評価を加え、次回の学習の心構えをつくる。
(三) 学習内容・学習形態・年度・担当
学校の敷地を有効に利用して圃場を造成し、生産的学習を勤労体験学習の核にし、更に広く学校内外に勤労体験験学習の場を求めて、組織的、計画的継続的な学習が可能になるよう配慮した。(表2)
二、 研究の具体的展開(抄)
(一)野菜栽培
1)ねらい
○野菜の栽培を通して、育てる苦労と収穫の喜びを味わう。
○共同作業を通して豊かな人間関係をつくる。
表1活動の手順
※ 係=実践指導係
※委員=生徒動体委員
表2 学習内容・学習形態・年度・担当表