教育福島0104号(1985年(S60)09月)-040page

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4) 進路指導と各教科との関連

5) 進路指導をすすめる上でのHR担任の役割と任務

6) 進路指導についてHR担任の留意すべき事項

(2) 進路学習の推進

1)「進路ノート」のより効果的な活用

2)「進路発達自己診断シート」の結果の「個人指導カード」への活用

(3) 進路相談を充実させるための基礎資料の整備

1) 生徒理解のための個人資料整備(個人指導カード)

2) 進路相談の内容および指導方法の工夫と改善

五十七年度の研究実践の反省に基づき、進路指導の意義や必要性などについて、県教育庁高校教育課から講師を招き校内研修会をもったが、真の意味での教師間の共通理解を図るための方法としてはかなり効果があった。本年度の研修テーマは、どうしても建前論が中心にならざるを得なかったが、次年度以降は、学校の実情に応じてより現実的なテーマをとりあげ、校内研修の実をあげていきたい。

二年次の重点事項の一つとして、進路相談を充実させるための基礎資料の整備をとりあげ、従前の「学習に関する項目」や「受験の記録中心の個人資料に改善の手を加え、生徒指導・学習指導・進路指導の三領域を統合した生徒理解のための「個人指導カード」を作成するに至った(図表省略)。今後の活用と相まって、大きな成果とうけとめている。更にまた、生徒の自主的な進路相談を助長するために、新たに「進路相談カード」が作成され、生徒の自主相談がすすめられるようになった

(図4・図5)。

一斉指導としての進路学習に「進路ノート」を用いたホームルーム指導がすすめられており、生徒に「進路ノート」を用いた進路学習によって自己理解を深化させるとともに、「個人指導カード」を有機的に活用し、教師の生徒理解を充実させていきたい。

3 五十九年度の研究内容

(1) 進路学習の継続

1)「進路ノート」の継続使用

2)「進路発達自己診断シート」の活用

(2) 進路相談の推進

1)「個人指導カード」の効果的な活用.

2)「進路相談カード」を活用した、低学年からの自主的進路相談の推進

(3) 意識調査

1)進路意識の変化を把握する。

2)保護者の進路意識

五十八年度に新たに作成された「個人指導カード」および「進路相談カード」の効果的な活用をねらって、年間計画に組み込まれている定期相談のほかに、自主的な進路相談も昨年度にひ

 

図3 H R担任のための自己評価整理表と評価基準

価基準〉5…100〜80 4…79〜60.3…59〜40 2…39〜20 1…19〜5(観点は省略)

〈評価基準〉5…100〜80 4…79〜60.3…59〜40 2…39〜20 1…19〜5(観点は省略)

 

 

 


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