教育福島0107号(1985年(S60)12月)-044page

ぼくの学校わたしの学校

　

　

船引町立船引小学校

　

六年　鹿俣亜紀子

　

校長　宗像久明

児童数　664名

　

私たちが住んでいる船引町は、田村郡の中心部にあり、海抜約四百二十メートルの所にあって、片曽根山を中心とした山々にかこまれており、秋にはその山々の紅葉が、とてもきれいです。

また、学校のすぐそばには、清らかな大滝根川が流れており、春には、美しく咲いた桜の花で、川がうまってしまうほどです。

船引小学校は、創立百十二年という伝統ある学校です。昔、母が小学校に通っていた頃は、今にもたおれそうな木造校舎でしたが、今の校舎は、三階建の鉄筋コンクリートになっています。

　

学校の重点目標は、「思いやりがあり、ねばり強い子ども」で、全校生が目標にむかって、いじめなどしない、思いやりのある、やさしい子どもになろうと努力しています。

　

私たちの学校は、児童会の委員会活動や、クラブ活動がさかんで、美化委員会では、校庭などの清掃、集会委員会でのたん生集会やゲーム集会、冬の雪祭りなど楽しい集会がたくさんあります。

代表委員会では、「恵まれない子どもたちのために」を議題として話し合い、助け合いをすることを決め、みんなが小遣いを少しずつ出し合って、六万円近くの募金を集め、恵まれない子どもたちに船引町長さんより送っていただくようにお願いしました。

私たちの学校は、校庭がせまいのですが、校庭をうまく割りあて、休み時間には全校ラジオ体操や、音楽に合わせての三分間マラソンなどを行い、じょうぶな体を作ろうとがんばっています。

また、全校生での花いっぱい運動や、親子環境教室を行い、明るい環境のなかで勉強や運動にはげんでいます。

　

今年、三十周年をむかえた船引町は、自然のすばらしい環境と、これから発展しようとしている町であることをほこりに持って、みんなで助け合い、はげまし合って、一人一人がめあてを持ち、明るい学校にするよう努力しています。

　

親子環境教室で花壇の手入れ

　

三分間マラソンで全校生体力づくり