高等学校における生徒の能力・適正,進路志望等に対応した教育内容,指導方法等の研究開発について-038/82page

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がっても,中学校の国語教師の,高校に送り出す生徒の力に対する意識(以下,中学校教師・意識調査という)に変動はなく,各高校の教師の生徒の力に対する意識および生徒の学力の間には変動があるということである。そこで,分・1,分・3の結果から,福島県標準学力テスト(以下,学力テストという)と生徒の国語の能力に対する教師の意識調査(以下,高校教師意識調査という)について考察を加えてみたい。

                        (表13)

学力テスト・高校教師意識調査平均
対象 学力テスト 高校教師意識調査
A 51.88 50.45
B1 61.41 52.28
B2 57.54 50.61
C1 73.19 51.69
C2 71.7 5575

(図1)

表13をグラフで表した

ア 生徒の学力テストの結果は,各高等学校によって差がある。

イ 高校教師の生徒の能力に対する意識は,ほぼ50から55の間にある。

ウ 生徒の学力テストの結果の学校差ほど各高

校の教師の生徒の学力に対する意識の開きはない。

エ 生徒の学力テストの結果,ほぼ次のようなタイプを考えることができる。

                    (表14)

(Aまで達しない高校) 49以下
Aのような高校 50〜54
B2のような高校 55〜59
B1のような高校 60〜64
(B1とCの間のような高校) 65〜69
Cのような高校 70以上

(カッコは,推定である。)

3) 調査対象校別の結果                (表15)

分散分析4 A  (中学校教師・意識調査と学力テストの比較)
要因 平方和 自由度 不偏分散 分散比
水準 6049.09 1.000 6049.09  
誤差 23459.9 76.000 308.682 19.596
全体 29508.9 77.000    

(危険率1%で有意差あり。したがって中学校教師の意識と学力テストの変動は偶然変動ではない。)

                                (表16)

分散分析5 A  (高校教師意識調査と学力テストの比較)
要因 平方和 自由度 不偏分散 分散比
水準 40.0591 1.000 40.0591  
誤差 26617.3 76.000 350.227 0.114
全体 26657.3 77.000    

(有意差なし)

                                (表17)

分散分析6 A
    (中学校教師意識調査と高校教師意識調査との比較)
要因 平方和 自由度 不偏分散 分散比
水準 7073.67 1.000 7073.67  
誤差 7011.34 76.000 92.2545 76.676
全体 14085.0 77.000    

(危険率1%で有意差あり。したがって中学校教師

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