教師のための統計入門-156/233page
これと3)より,
-1≦r≦1
ここで,等号は(2)が成立するとき,すなわち,
の成立するとき,ということになります。このとき,
y1−-y=t(x1−-x), y2−-y=t(x2−-x),……yn−-y=t(xn−-x)より,各点(x1, y1),(x2, y2),……,(xn, yn )は点(-x, -y)を通る直線 y−-y=t(x−-x)の上にあることがわかります。
(t>0のときは,右上りの直線,t<0のときは,右下りの直線)
逆に,各点が直線 y−-y=t(x−-x)上にあれば,
yi−-y=t(xi−-x)を(4)式に代入することによって, r=±1 が得られます。(t>0のときr=1,t<0のときr=-1)